カベリン
about
カベリンとは
脂肪溶解注射は、その名の通り脂肪を溶解する働きを持つ成分を注射することによりダイエット効果を得る美容医療です。
脂肪細胞自体を破壊することで効率的に部分痩せが可能に。注射のみの施術なので傷跡が残る心配もなく、体への負担も少ないのが大きな魅力です。
そんな脂肪溶解注射ですが製剤にはいくつか種類があります。現在日本の美容クリニックでよく使われているのが以下のような製剤です。
・カベリン
・BNLS neo
・BNLS ultimate
それぞれ主成分や効果の高さ、副作用の強さなど異なる特徴を持っています。今回はこの中で高い効果と体への負担の少なさを兼ね備えた製剤である「カベリン」について詳しくご紹介していきます。
カベリンの成分
カベリンは2年の臨床試験によって脂肪溶解効果と安全性が証明された脂肪溶解注射の製剤です。クリニックによってはカベルラインという名前で呼ばれていることもあります。
カベリンは主要となる成分は以下の3つです。
・デオキシコール酸
・L-カルニチン
・アーティチョークエキス
まずはこれらの成分についてご紹介していきます。
デオキシコール酸
アメリカの食品医薬品局・FDAから脂肪細胞の溶解の有効性が承認されている成分です。脂肪細胞を破壊する作用があり、脂肪の乳化を促すことで高い痩身効果をもたらします。
カベリンはこのデオキシコール酸が他の脂肪溶解注射の製剤よりも含有量が高いのが大きな特徴です。全体の0.5%がデオキシコール酸であり、これは上記でご紹介した、BNLS neoの約5000倍にあたります。
L-カルニチン
脂肪燃焼の細胞小器官であるミトコンドリアに脂肪酸を運ぶ役割をになっている成分です。脂肪の燃焼と代謝に大きく関係しており、L-カルニチンが足りなくなると脂肪を燃やすエネルギーが不足し、脂肪が蓄積されやすくなります。
カベリンを注入しL-カルニチンを補給することで、脂肪を燃やしやすくすることができます。
アーティチョークエキス
アーティチョークはフランス料理などに使われる西洋野菜です。毛穴悩みの解消、肌トラブルの予防など美容成分として注目度が高まっていますが、脂肪溶解注射として注入することで脂肪の分解を促進させることができます。循環系機能を向上させるので、むくみや腫れの解消にも非常に有効です。
effects
カベリンの効果
カベリンを使った脂肪溶解注射で得られる効果は以下の通りです。
・部分的な痩身効果
・たるみ引き締め効果
・小顔効果
脂肪を溶解し、その後体の外へ排出することで気になるところをボリュームダウンできます。
効果が出るのはいつから?
カベリンを注入すると約2週間かけて脂肪細胞が体の外に排出されていきます。上記のような効果は早くて施術後3日ほどで実感できます。脂肪溶解は少しずつ進むので、いきなり激痩せしてしまうなんてことはありません。徐々に痩せていくため周りにもバレにくい痩身治療といえます。
また、痩身効果が物足りない場合や何度かに分けて施術したい場合は追加注入が可能です。次の施術は1~2週間開ける必要がありますが、カベリンは他の製剤と比べても比較的短い施術間隔であり、短期間で効果を得ることができます。1回の注射でも効果は得られますが2回、3回と追加で注入していくことで確かな効果を実感できるようになります。
効果の持続期間
カベリンをはじめとする脂肪溶解注射は、脂肪細胞そのものを破壊し機能させなくして痩身効果を得ることができます。脂肪細胞は一度破壊されると再生されることはありません。そのため注射による効果は半永久的に続くといえます。もちろん、その後の食生活や運動習慣によりリバウンドしてしまう可能性はゼロではありませんが、注射前と比べると脂肪がつきにくくなる効果があります。
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カベリンの適応部位
顔
カベリンを注入できるのは以下のような部位です。
・フェイスライン
・顎下
・ほうれい線
・マリオネットライン
・鼻
・額
顔が大きく見える原因であるフェイスラインのたるみ、二重顎も脂肪溶解注射で解消することができます。
ほうれい線やマリオネットライン、額などは脂肪を溶解することで小顔効果のほか、アンチエイジング効果も得ることができます。若々しい印象を取り戻したい方にも脂肪溶解注射は有効です。
また、鼻の脂肪を減らすことで、鼻をすっきり見せることが可能です。団子鼻や厚ぼったい小鼻を解消したい方におすすめです。
体
体の脂肪溶解におすすめなのは以下のような部位です。
・肩
・上腕
・背中
・お腹
・お尻
・太もも
・ふくらはぎ
カベリンは体の部分痩せにも使うことができます。ただ、体の脂肪は顔と比べて量や面積が多いため、注入量も多くしなければなりません。安全性が高く、体への負担が比較的少ないカベリンといえども注入量が増えれば増えるほど腫れや痛みなどリスクが高まります。脂肪の付き方や量、面積によっては脂肪吸引など他の痩身治療のほうが有効なこともあるので医師とよく相談するようにしましょう。
merit & demerit
カベリンのメリット・デメリット
カベリンを他の脂肪溶解注射の製剤と比較した際に挙げられるメリットは以下の通りです。
- 痩身効果が高い
- 痛みや腫れが少ない
- 短期間で追加注入できる
カベリンは効果の高さとリスクの低さを兼ね備えている脂肪溶解製剤です。施術後の過ごし方については下記で詳しくご紹介しますが、ダウンタイムもほとんどなく追加注入も短いスパンで行うことができます。短期間で高い痩身効果が得られる製剤といえます。
また、カベリンのデメリットとして挙げられるのは以下のような点です。
- 1回では満足のいく痩身効果が得られないことがある
- 痛みや腫れがでる可能性がある
カベリンは3回ほど注入してから効果を実感したという方も多く、1回では思うような効果が得られないことがあります。一度に注入できる量は決まっているので、1回での痩身効果については事前に医師にしっかり確認しておくようにしましょう。
また、カベリンは痛みや腫れが少ない製剤ではありますが、そういった副作用がまったく出ないというわけではありません。個人差もあるということを頭に入れておきましょう。
ただ、これらのデメリットはカベリン以外の製剤にも当てはまるものです。基本的には効果が高ければ高いほど痛みや腫れは出やすくなるので、自分にあったバランスの製剤を選んでいきましょう。
Fllow
カベリンを使った脂肪溶解注射の施術の流れ
カベリンを使った脂肪溶解注射は以下のような流れで行います。
1.カウンセリング
2.診察
3.(麻酔)
4.カベリンを注入
5.帰宅
脂肪溶解注射は注射のみの比較的簡単な美容施術のため、当日カウンセリングと施術、そしてそのまま帰宅が可能です。
カウンセリングや診察ではなりたいイメージやコンプレックスなど細かく伝えるのが大切です。不安なことや疑問点などもこの時点で相談し、解決しておくようにしましょう。
カベリンの注入は一般的な注射くらいの痛みです。注射する部位を冷却するなどし、痛みを抑えながら注入していきます。
ただ、痛みに弱い方や注射に恐怖心がある方は麻酔やマイクロカニューレという先がやや丸くなっており痛みの少ない注射針を選択できる場合があります。麻酔クリームや笑気麻酔などクリニックによって麻酔の種類も異なるので気になる方はこちらも事前に確認しておくと良いでしょう。
ダウンタイムはある?
カベリンによる脂肪溶解注射はダウンタイムはほとんどありません。注射による腫れや赤みは早くて施術後15分ほどでなくなります。稀にその後も腫れや赤み、むくみ、内出血が出る場合がありますがそのような症状も大抵1週間程度で治ってきます。
カベリンの注入後はメイク、洗顔、シャワー、入浴も当日から可能ですが、念の為注射した部位にはできるだけ刺激を与えないようにしましょう。また、施術当日は激しい運動や飲酒を控えるようにしてください。
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カベリンはこんな方におすすめ
カベリンによる脂肪溶解注射は以下のような方に特におすすめです。
- たしかな痩身効果を得たい
- 痛みや腫れが心配
- 短期間で痩せたい
- 他の脂肪溶解注射では満足のいく効果が得られなかった
カベリンは比較的安全性が高く、効果の高い脂肪溶解製剤です。痛みや腫れも出にくく、脂肪溶解注射を初めて受けるという方もチャレンジしやすいかと思います。さらにダウンタイムがほぼなく、体への負担が少ないことから追加注入も短期間でできます。短い期間でしっかり痩身効果を得たい方にもおすすめな製剤です。
また、他の製剤を使って脂肪溶解注射をしたけれどいまいち効果を感じられなかった方はより効果の高いカベリンを再注入してみるのも良いでしょう。
脂肪溶解注射に使われる製剤はクリニックによって異なります。カベリンを使いたいという方はカベリンを採用しているクリニックかどうか事前に確認し、その旨をカウンセラーや医師に相談してみましょう。
特徴やメリット、デメリットを正しく理解することでより満足のいく脂肪溶解注射ができるかと思います。この記事が製剤選びの参考になれば幸いです。
Price
料金表
脂肪溶解注射 カベリン 1cc | ¥4,400(税込) |
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Doctor このページの監修医について
脇谷 雄一朗 Yuichiro Wakiya
e clinic 大阪院 院長
経歴
略歴
- 大阪大学医学部医学科卒
- 武蔵野赤十字病院
-
大阪市立総合医療センター
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 -
和歌山県立医科大学附属病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 - 大阪市内個人美容皮膚科
- 大手美容外科
- eクリニック 大阪院 院長就任