目の下のクマがひどい原因を医師が解説

【リスク・副作用】
むくみ・内出血・目元の熱感・だるさなどを生じることがあります。

目の下のクマが人の印象に与える影響は非常に大きいです。疲れて見えたり、実際の年齢よりも老けて見えたりすることもあります。しかし、その原因は一つではありません。種類や形状によってその要因は様々です。そこで今回は目の下のクマがひどい原因について詳しくご紹介していきます。さらに後半では目の下のクマを改善する方法についても解説します。セルフケアと美容医療それぞれのクマ改善方法を詳しく知りたいという方もぜひ参考にしてみてください。

目の下のクマ取りのLINE予約のバナー

今すぐLINEで予約する

【種類別】目の下のクマがひどい原因

一言に目の下のクマといっても実はその種類はさまざまです。そしてクマの種類ごとに原因は異なります。
主な目の下のクマの種類は色別に以下のように分類できます。

  • 青クマ
  • 茶クマ
  • 黒クマ

それぞれの原因とひどく見える理由についてご紹介します。

青クマ

青クマのイメージ

青クマは、目の下が青黒く見える現象で、これは目の下に滞留した血液が皮膚を通して外部に透けて見えることで引き起こされます。青クマの主な原因は、血行不良によるものですが、生活習慣に起因する要素も大きく関わっています。
例えば、寝る前の1時間はスマホやパソコンの操作を避けるべきとよく言われます。この理由は、デバイスから放出されるブルーライトが脳に「現在は日中」という誤った信号を送り、交感神経を活性化させるからです。これにより、脳が活動モードに入り、結果として良質な睡眠を妨げることになります。睡眠不足は血行不良を招き、青クマの原因となるため、寝る前はスマホやパソコンの使用を控え、リラックスして過ごすことが推奨されます。

さらに、ストレスも青クマの大きな原因の一つです。人は様々な理由でストレスを感じ、ストレスの感じ方には個人差があります。ストレスによって筋肉が緊張し、血行不良を引き起こすことがあり、これが青クマを悪化させることがあります。特にストレス耐性が低い人は、些細なことでも大きなストレスの影響を受けやすく、これが継続すると青クマが目立つ原因となります。

茶クマ

茶クマのイメージ

茶クマとは、目の下が全体的に茶色く変色している状態を指し、主に色素沈着が原因で起こります。このタイプのクマは、そばかすのような細かい斑点ではなく、より広範囲にわたる色の変化が特徴です。
紫外線は、茶クマの大きな原因の一つです。特に紫外線が強い時期に茶クマが目立つようになると、それは紫外線対策を怠っていた結果、日焼けによる色素沈着が原因である可能性が高いです。紫外線による色素沈着は、放置するとシミとして定着し、目の下の皮膚をさらに暗く見せることになります。

さらに、メイクの摩擦による色素沈着も茶クマの原因となり得ます。特に、アイメイクをした日のクレンジングは慎重に行う必要があります。オイルクレンジングはその高い洗浄力でメイク汚れをしっかり落とせる一方で、強くこすることで皮膚への負担を大きくし、色素沈着を引き起こすリスクがあります。このため、クレンジングの際には摩擦を最小限に抑えることが大切です。

黒クマ

黒クマのイメージ

黒クマは、目の下の皮膚のたるみや眼窩脂肪が前方に膨らむことで発生するクマの一種です。たるんだ皮膚や膨らんだ脂肪によって生じる影が、目の下を黒っぽく見せる現象です。皮膚のハリや水分を保持し、若々しさをもたらすのはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった成分です。これらは、女性ホルモンと深く関わりを持ち、特にエストロゲンの分泌がこれらの成分の体内量を一定に保つのに寄与しています。しかし、エストロゲンの分泌量は20代後半をピークに減少傾向にあり、その結果としてコラーゲンなどの美容成分も減少し、皮膚のたるみや黒クマが発生しやすくなります。

また、加齢に伴い、眼輪筋の衰えも黒クマを引き起こす一因となります。眼輪筋が弱まると眼球がわずかに下垂し、それによって眼窩脂肪が前方に押し出され、目の下に膨らみができて影ができることがあります。これは眼窩脂肪の量が多い人に多く見られる現象で、若い人にも発生する可能性があります。

ひどい目の下のクマを改善する方法

目の下のクマを気にしている女性

目の下のクマを改善する方法をセルフケアと美容医療の2つに分けてご紹介します。クマは日頃のケアで改善が望めるもの、自身でのケアでは改善が難しく、美容医療を用いるのが有効であるものがあります。それぞれの方法と効果的なクマの種類と状態についても解説していきます。

セルフケア

まず、青クマは血行不良が主な原因です。血行を促進し、目元を休息させることが重要です。毎日の湯船による入浴が理想的です。肩までしっかり浸かり、体を芯から温めましょう。入浴が難しい日は、ホットタオルやアイマスクを利用して目元を温めてください。また、パソコンやスマートフォンの使用は、まばたきの回数を減少させ目の疲れを招きます。使用時間を減らし、1時間ごとに目を休ませる時間を設けましょう。
そして茶クマは色素沈着が原因であるため丁寧なスキンケアが対策となります。保湿は入念に行い、クリームは優しい力で塗り込みます。グリグリと強く塗り込むのは避けましょう。ビタミンC誘導体やトラネキサム酸など、メラニン生成を抑制する成分を含む化粧品の使用をおすすめします。冬でも曇りでも紫外線は降り注いでいます。目元にも紫外線対策を怠らず、一年中実施しましょう。
黒クマは、たるみや膨らんだ眼窩脂肪が原因です。眼輪筋を鍛えることで改善を目指します。眼球を上下左右に動かしたり、円を描くように動かしたり、左右交互にウインクをするなどのトレーニングを行いましょう。これらのトレーニングを日に3回実施するのがおすすめです。ただセルフケアには限界があるため、しっかり治したい場合は美容整形も選択肢の一つです。

美容整形

【リスク・副作用】
むくみ・内出血・目元の熱感・だるさなどを生じることがあります。

美容整形が有効なのは特に茶クマと黒クマです。手術や施術は以下のような方法があります。

  • 経結膜脱脂
  • ハムラ法
  • 裏ハムラ法
  • 脂肪注入
  • ヒアルロン酸注入
  • 皮膚切除
  • レーザー治療

それぞれどんな美容医療なのかご紹介します。

経結膜脱脂

経結膜脱脂は、下まぶたの内側、粘膜部分を切開し過剰な脂肪を取り除くことで、目の下のふくらみや影を減少させる手術です。
経結膜脱脂の最大の特徴は、目の外側には一切傷を残さないことです。手術は目の内部から行われるため、表面的な痕跡が残る心配がありません。また、腫れに関しても、手術後1週間程度でほぼ改善され、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。経結膜脱脂法は、特に眼窩脂肪が多く、その結果として目の下に膨らみやクマが形成されている方に適した手術方法です。

経結膜脱脂

ハムラ法

ハムラ法は下まつ毛の生え際に沿って切開を行い、目の下に突出している眼窩脂肪を内部のくぼんでいる部分へ移動させることで、目の下のクマとたるみを同時に改善する手術方法です。ハムラ法の特徴は、目の下の脂肪の突出とくぼみを同時に解決できる点にあります。必要に応じて余分な脂肪を取り除きつつ、皮膚のたるみも解消することができるため、より広範囲の改善が期待できます。
さらに、ハムラ法では脂肪を取り除くだけでなく、脂肪の位置を調整することで、年齢を重ねてもその効果を維持しやすく、脂肪の突出によるクマの再発がしづらいというメリットがあります。効果が長期的に持続する点もハムラ法の魅力の一つです。

ハムラ法

裏ハムラ法

【リスク・副作用】
むくみ・内出血・目元の熱感・だるさなどを生じることがあります。

裏ハムラ法は、下まぶたの裏側、結膜部分に微細な切開を入れて眼窩脂肪を目の下のくぼんだ部分に移動させることで、目の下の凹凸を自然に整える手術方法です。裏ハムラ法の最大の特徴は、外側の皮膚に切開を加えないため、外から見える傷跡が残らない点にあります。これにより、手術を受けたことが外見上ほとんど分からず、自然な仕上がりを実現することができます。ハムラ法と比較して、この手術法は皮膚の切除を伴わないため、皮膚のたるみの解消には直接的な効果はありませんが、目の下の脂肪の再配置により、膨らみとくぼみを調整し、目の下のクマの視覚的な改善を目指します。

裏ハムラ法

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は特に、加齢やその他の要因による眼窩脂肪の減少が原因で目の下が窪み、黒クマが目立ってしまう場合に効果を発揮します。ヒアルロン酸注入の利点は、非侵襲的で比較的簡単に施術を受けることができる点にあります。注入により即座に目の下の凹みを改善し、より若々しい印象の目元を取り戻すことが可能です。しかし、ヒアルロン酸の効果は永久的ではなく、一般的には数か月から1年程度で体内に吸収されてしまうため、定期的な再注入が必要になる点には注意が必要です。

ヒアルロン酸注入

皮膚切除

皮膚切除は、文字通り余分な皮膚を取り除く手術です。この手術では、目の下のたるんだ皮膚を適切に切除し、引き締めることで、より若々しく、はっきりとした目元を再現します。皮膚切除は単独で行われることもありますが、眼窩脂肪が目の下で突出している場合には、眼窩脂肪除去と併用して行うことで、より効果的な結果を期待できます。
この手術法は、眼窩脂肪の過剰な蓄積と皮膚のたるみが同時に問題となっている方に特に推奨されます。

目の下のクマ取りなら「eクリニック 大阪院」がおすすめ

大阪でクマ取りをするなら「eクリニック 大阪院」も選択肢の一つです。eクリニック 大阪院は高品質な裏ハムラや経結膜脱脂を低価格で提供し続けることを目標とした美容外科です。症例をもとに、クマ取りの情報交換を医師同士積極的に行っています。なんの種類のクマなのかご自身では分かりづらい場合が多いため、クマでお悩みの方はぜひ一度当院のカウンセリングをご利用ください。

目の下のクマ取りのLINE予約のバナー

今すぐLINEで予約する