口角挙上
年齢とともに下がってきた口角、本当に気になりますよね。しかし、口角挙上術を受ければ、年齢とともに下がってきた口角の改善を狙えるのです。
それでは、口角が下がる理由や、口角挙上術の概要と効果、おすすめの方、治療の注意点についてご紹介します。
Reason
口角が下がる理由とは
「口角が下がるのは年齢のせいだから仕方がない」と思っていませんか?
しかし、口角が下がる理由は生活習慣の中に潜んでいることもあるのです。
それではまず、口角が下がる理由から見ていきましょう。
年齢による筋肉の衰え
ある程度年齢を重ねた方に見られるのが、筋肉の衰えによる下がった口角です。
口角の周囲の表情筋には、咀嚼筋(そしゃくきん)や広頚筋(こうけいきん)があり、年齢によってこれらの筋肉が衰えると、知らず知らずのうちに口角が下がることがあります。
咀嚼筋や広頚筋が衰えると、頬の重みが重力に逆らえなくなってブルドッグラインやマリオネットラインが目立ち、必要以上に老けた印象になってしまうのです。
なお、咀嚼筋や広頚筋は、食事の際にしっかりと咀嚼をすることで鍛えることができます。
普段から早食いが習慣になっていたり、ものを噛むときの回数が少ないと感じたりしている方は、口周りの筋肉を意識しながら、ゆっくりと咀嚼しながら食事を楽しみましょう。
口呼吸をしている
アレルギー性路鼻炎などを患っていると、知らず知らずのうちに鼻呼吸ではなく口呼吸をしていることがあります。
しかし、口が常に開いている状態では、口角周辺の筋肉が緩んでしまい、口角が下がることになるのです。
アレルギー性鼻炎などで口呼吸になってしまっている方は、まずは治療を受けて口呼吸対策をしておくことが必要でしょう。
前傾姿勢
パソコンやスマホの画面に向かっているときに、前傾姿勢になっていることはないでしょうか。
実は、前傾姿勢が習慣になっていると、重力の影響を受けて頬の肉が下方に流れ、この状態が口角を下げる原因になることも珍しくないのです。
前傾姿勢は意識するだけで改善できますので、パソコンやスマホの画面と向き合う際には、できるだけ前傾姿勢にならないように注意しましょう。
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下がった口角改善には「口角挙上術」がおすすめです
下がった口角は、普段の生活習慣を見直すことによって、ある程度の改善効果は見込めます。
しかし、生活習慣を改善しても、すぐに口角が上がるようなことはなく、目に見える効果を実感できるとも限りません。
そこでおすすめなのが、口角挙上術なのです。
口角挙上術とは?治療方法をご紹介
口角挙上術とは、口角ラインの皮膚を切開・切除して内部の筋肉を短縮する手術で、この手術を受けることで口角が自然に上がり、若々しい口元が実現します。
口角挙上術では、生活習慣によって口角が下がっているケースや、年齢によって口角が下がっているケースに対応できますので、若い年代で口角が下がっている方にもおすすめです。
なお、口角挙上術は以下の種類に分類されています。
- 菱形切開法(ひしがたせっかいほう)
- 楔形切開法(くさびがたせっかいほう)
- 口腔内法(こうくうないほう)
これらの方法があり、菱形は患部の皮膚を菱形に切開する方法、楔形は三角形のような形に皮膚を切開する方法、口腔内法は口の内部を切開する方法という違いがあります。
これらの中で、口腔内法では口の内部の皮膚を切開する方法であるため、外部に傷が残らないという特徴があります。
つまり、傷跡が気になる方に適した方法だということですが、どのお客さんにも適用できるというものではなく、お客さんの状態によっては外部皮膚を切開する方法が適している場合もあります。
また、外部の皮膚を切開する手術であっても、切開する場所を慎重に選んで手術をすれば、目立つ傷跡が残る心配はほぼありません。
もちろん、手術直後から抜糸までは傷口が目立ちますが、術後6カ月が経過したあたりから、ノーメイクでもほとんど目立たない状態に回復します。
口角挙上術はこんな方におすすめです
- 下がった口角を引き上げたい
- 不機嫌そうに見える表情を改善したい
- ブルドッグラインやマリオネットラインを予防したい
- 若々しい印象の口元になりたい
- 半永久的に持続できる治療で口角を引き上げたい
- アヒル口になりたい
このように、口元の悩み全般に対応できるのが口角挙上術なのです。
口角が下がっているだけで不機嫌な表情に見えてしまったら、それだけでとっつきにくい印象を他人に与えてしまうリスクが高まります。
また、年齢の象徴ともいえるブルドッグラインやマリオネットラインが目立ってしまったら、必要以上の老け顔に見えてしまうこともあるでしょう。
そして、このような悩みも、口角挙上術を受けることで対策できるのです。
なお、口角挙上術は、それだけで理想の口元を目指せる手術ですが、さらに細かく口元をデザインしたいという場合には、M字リップ形成術や人中短縮術など、別の治療と併用してみても良いでしょう。
Merit & Demerit
口角挙上術のメリット・デメリット
口角が上がるだけで、顔の印象がガラリと変わります。
また、口角挙上術はメリットが多い治療ではありますが、その一方で知っておかなければならないデメリットもあるのです。
メリット
口角挙上術は、1回の手術で口角を引き上げることができる治療です。
また、一度手術を受ければ再治療の必要はなく、半永久的な効果を期待できるというメリットもあります。
たとえば、一時的に口角を引き上げることができる治療にはボツリヌストキシン注射がありますが、この治療の効果持続期間は数か月と短いため、効果が消失した時点で再治療を受けなければなりません。
一方、口角挙上術なら、そのような心配はありません。
さらに、外部から皮膚を切開する場合でも、慎重に場所を選んで切開すれば傷跡が目立ちにくいというメリットもあります。
デメリット
口角挙上術は簡単な手術ではなく、医師の技量やセンスが問われる手術です。
そのため、医師を選んで手術を受けないと、イメージとは異なった仕上がりになる可能性があるのです。
また、手術という性質上、一度手術を受けたら元の状態に戻すことが困難になるという点も、デメリットとして捉えておく必要があるでしょう。
つまり、口角挙上術を受けるなら、知識や経験があり、高い技術力を持った医師に任せる必要があり、元に戻せないことを理解した上で治療を受ける必要があるということです。
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口角挙上術・治療の流れと注意点
口角挙上術の治療の流れは以下の通りです。
1.カウンセリング
2.麻酔
3.手術
また、口角挙上術は手術という性質上ダウンタイムがつきもので、ダウンタイム期間中にはいくつか注意しなければならない点もあります。
ダウンタイム期間の注意点
口角挙上術を受けたら、以下の点に注意を払って生活をしましょう。
洗顔
手術当日からでも、患部を濡らさなければ洗顔を行えます。
しかし、外部の皮膚を切開する方法で手術を受けた場合では、洗顔中に患部のみを避けることは難しいと考えられますので、なるべく拭き取る程度に留めて置いたほうが良いでしょう。
そして、油断しがちなのが口腔内法で手術を受けた場合で、この場合では外部に傷口がないため、不用意に洗顔をしてしまうかもしれません。
しかし、通常通りの洗顔を行ってしまうと、縫合部分が刺激を受けて、傷口の治癒が遅れる可能性があるのです。
つまり、口腔内法で手術をうけた場合でも、なるべく患部に刺激を与えないように注意しなければならないということです。
歯磨き
外部の皮膚を切開する方法で手術を受けた場合でも、抜糸まではうがい用消毒液を使用して、患部が動かないように注意しながら口をすすぐ程度に留めてください。
歯ブラシを使用して通常通りの歯磨きをしてしまうと、口周辺が動くだけでなく、歯ブラシの刺激で縫合部分が開いてしまうリスクが高まります。
また、口腔内法で手術を行った場合では、歯ブラシで歯磨きをしてしまうと、歯ブラシが糸に触れて大変危険です。
口角挙上術を受けたなら、抜糸まではうがい用消毒液での歯磨きを行うようにしましょう。
入浴
口角挙上術直後には患部に出血が見られることがありますが、出血は時間の経過とともに自然に止まります。
しかし、抜糸以前に入浴して体を温めてしまうと、血流が良くなって、再度出血するリスクが高まるのです。
また、術後の内出血や腫れが悪化するリスクもありますので、抜糸までは短時間のシャワーで済ませ、抜糸後には患部の様子を確認しながら入浴するようにしましょう。
飲酒
飲酒も血液循環を良くしてしまうため、抜糸が完了するまで控えてください。
また、血液循環が良くなるという意味では、激しいスポ自摸おすすめできませんので、スポーツをするなら抜糸が完了するまで待ちましょう。
特に球技の場合では、球体が患部に当たると傷口が開いてしまう可能性がありますので、抜糸までは行わないように注意してください。
食事
口角部分の筋肉は、食事の際によく動く部分で、あまり動かしてしまうと痛みを感じるだけでなく、内出血や腫れが引かない原因になることもあります。
口角挙上術後に抜糸が完了するまでは、なるべく患部が刺激を受けないよう、口を小さく開いて食事をしましょう。
フェイスマッサージ
フェイスマッサージは、皮膚だけではなく筋肉にも刺激を与えるため、術後1カ月が経過するまで行えません。
特に、口腔内法で手術を受けた場合に内出血や腫れが治まると、フェイスマッサージを行っても悪影響が及ばないように感じるかもしれません。
しかし、抜糸をしても、その後しばらくは傷口が不安定な状態であるため、フェイスマッサージは危険です。
また、フェイスマッサージを再開する場合には、弱いマッサージから始め、徐々にいつものマッサージに戻す要領で行うことも大切です。
それによって傷口が受ける負担が軽く済み、ダウンタイムが長引く心配もなくなります。
歯科治療
歯科治療は皮膚が引っ張られるため、術後1カ月が経過してから受けましょう。
ただし、内出血や腫れ、痛みが続いている状態なら、口角挙上手術の担当医に連絡し、歯科治療を受けられるタイミングについて相談してみると良いでしょう。
FAQ
口角挙上術のよくあるご質問
口角挙上とはどのような手術ですか?
口角挙上は、口角を引き上げ、自然で明るい口元や表情を作り出すことができる美容手術です。口角が下がっていると、無意識のうちに怒っている、または疲れているような印象を与えることがあります。口角挙上で口角を引き上げることで、穏やかで明るい表情を保つことができます。
口角挙上と口角リフトは別の施術ですか?
口角挙上と口角リフトは基本的に同じ手術です。どちらも下がり気味の口角を引き上げ、自然で明るい表情を作り出すための手術です。口角挙上という名称は、手術の目的である「口角を上げる」ことに焦点を当てた呼び方であり、口角リフトという名称は「口角のリフトアップ効果」に焦点を当てた呼び方です。クリニックによって名称が異なる場合もありますのでご注意ください。
口角挙上はアヒル口にできますか?
口角挙上は、アヒル口を作るための方法としても有効です。アヒル口とは、口角が上がり、唇の中央部分が少し突き出る形状で、女性的な可愛らしい印象を与えることができる口元を指します。口角挙上術により、口角を引き上げることで、アヒル口のような唇や口元に近づけることができます。しかし、場合によっては、他の施術(ヒアルロン酸注入など)と組み合わせていく必要があり、医師と相談しながら最適な術式を選択することが重要です。
口角挙上の効果はどのくらい持続しますか?
口角挙上の効果は基本的に半永久的です。一度手術を受けていただくことで、引き上げられた口角が元に戻るということはほとんどありません。ただし、加齢や生活習慣の影響で口元に変化が生じることもありますので、気になる方は他の施術を併用しつつ、メンテナンスを行うことがおすすめです。
口角挙上のダウンタイムはどのくらいですか?
口角挙上のダウンタイムは、通常1週間から2週間程度です。術後には腫れや内出血が発生することがありますが、時間とともに軽減していきます。術後には痛み止めや抗炎症薬を処方いたしますので、医師の指示を守って正しく服用していただきますようお願いします。
口角挙上はどんな方におすすめですか?
口角挙上は、口角の下がりを引き上げたい方、無意識に不機嫌な表情になるのを変えたい方、表情を明るくしたい方におすすめです。また、若々しい口元を保ちたい方や、女性らしくかわいい口元を作りたい方、顔全体のバランスを改善したい方にもおすすめです。
Price
料金表
口角挙上 | キャンペーン価格 ¥154,000(税込) |
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モニター価格 ¥109,780(税込) |
口角挙上(口腔内法) | キャンペーン価格 ¥209,000(税込) |
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モニター価格 ¥164,780(税込) |
外側人中短縮+口角挙上 | キャンペーン価格 ¥231,000(税込) |
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モニター価格 ¥164,780(税込) |
Doctor このページの監修医について
円戸 望 Nozomi Endo
e clinic 統括院長
経歴
略歴
- 富山大学医学部医学科卒
- 高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
- Fort Wayne Parkview 病院
- 厚生連高岡病院
- 金沢医科大学付属病院
- 湘南美容クリニック新宿本院
- 湘南美容クリニック新宿南口院
- 湘南美容クリニック新潟院 院長就任
- 湘南美容クリニック金沢院 院長就任
- 2020年eクリニック金沢院開院
- 大手美容クリニック修正手術技術指導医
- 2021年eスキンクリニック開院
- 2022年富山院開院
- 2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
- 2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院