「ボリフト」と「ボルベラ」の違いについて医師が徹底解説!

美人な女性

人中短縮のヒアルロン酸の症例

しわ・溝・くぼみの改善による老け顔の解消、涙袋のボリュームアップや唇をカールさせることによる人中短縮など、さまざまなお悩みを解決することができるヒアルロン酸注入。
ダウンタイムがほとんどなく施術のハードルが低いことから、幅広い世代の方に人気の美容医療です。カウンセリングや麻酔の時間も含めて数時間程度で終了し、当日中に帰宅することができます。

使用するヒアルロン酸製剤は数多くの種類がありますが、なかでもアメリカの大手メーカーアラガン社が開発・販売を手がけるジュビタームビスタシリーズは、国内外問わず非常に評価が高いです。

横から見た唇のヒアルロン酸の症例

今回は、そんなジュビダームシリーズの高品質なヒアルロン酸製剤から、しわ・溝・くぼみの治療や効果的だとされる「ボルベラ」と唇や涙袋のボリュームアップに効果を発揮する「ボリフト」の違いついて詳しく解説していきます。
記事の後半では共通点についてもまとめているので、ヒアルロン酸注入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

ボルベラXC

ボリフトXC

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ボリフトとボルベラの違い

ボリフトとボルベラはともにジュビタームビスタシリーズの一つであり、やわらかい質感で皮膚の浅い層に注入することができるヒアルロン酸製剤です。

しかし、質感や濃度、適応箇所など、細かい部分で違いがあります。具体的にどのような点で異なっているのでしょうか。
以下、2つの製剤の相違点について詳しく解説していきます。

適応箇所・目的

ボリフト

ボリフトの製品を手に持っているところ

ボリフトの適応箇所はこめかみ、頬、ほうれい線、フェイスライン、顎、眉間、目尻、唇、ゴルゴライン、マリオネットラインなどです。顔のさまざまな部位に適応しています。同じくしわや溝に効果を発揮するボリューマと比べて質感にやわらかさがあるので、ボリューマを注入できない皮膚直下の浅い層のしわや溝の治療に使用されることが多いです。

また、そのやわらかい質感を活かして、皮膚が薄い唇や目の下に適応されることもあります。
ほかにも、顔全体に満遍なく注入することで肌の質感を改善することも可能です。皮膚表面直下の浅い層に注入することができるため、肌表面のヒアルロン酸を増やし、みずみずしくハリツヤのある肌質へと改善することができます。

ボリフトXC

ボルベラ

ボルベラを持っているところ

ボルベラの適応箇所は下瞼、唇、涙袋、顔の凹み、目のまわり、口のまわりなどです。皮膚が薄くデリケートな部位や、表情に合わせてよく動く部分に適応されます。少し前から根強い人気があるのがぷっくりとした涙袋の成形です。やわらかい質感のボルベラを注入することで、自然で美しい魅力的な涙袋を作ることができます。

また、最近になって非常に人気が高まっているのが、口唇への注入です。スマイルリップや人中短縮Cカール・M字リップ・ロシアンリップなど、唇のヒアルロン酸注射には必要不可欠な製剤となっています。年齢とともにボリュームをなくした唇を復活させたり、エイジングケアを目的として注入したりすることもあります。

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硬さ・濃度

ボリフト

ボリフトXCの製品画像

ボリフトの濃度は17.5mg/mlで、質感はやわらかめです。粒子感のないなめらかなテクスチャなので皮膚表面直下の浅い層に注入しても凹凸感が気にならず、表情の変化にもよくなじみます。ナチュラルな仕上がりで、見た目の違和感はほとんどありません。
アラガン社独自のバイクロス製法によって密な網目構造を実現しています。低吸収性で水分を取り込みにくい性質なので、時間が立っても膨張することもありません。

ボリフトXC

ボルベラ

ボルベラXCのパッケージ

ボルベラの濃度は15mg/ml、ボリフトよりもかなりやわらかめの質感をしているのが特徴です。ジュビダームシリーズのなかではもっともやわらかいヒアルロン酸製剤になります。ボリフトと同様、ヒアルロン酸製剤のなかでは比較的新しい種類です。顔の細かい凹凸の修正や、口まわり、目まわりの小じわ改善、エイジングケアにも向いています。

ボルベラXC

持続期間

ボリフト

並べられたボリフトの製品

通常、やわらかくなめらかなヒアルロン酸は吸収スピードもはやく、半年ほどで効果が切れてしまうものも多いです。ボリフトは低濃度のヒアルロン酸にしては珍しく、個人差はありますが12~18ヶ月ほど効果が持続します。低濃度のヒアルロン酸としては非常に長め。

アラガン社のバイクロス製法により、水分を吸収しにくい低吸収性の性質を保っていることから、分解吸収のスピードがゆるやかなのです。そのため、従来の低濃度ヒアルロン酸製剤と比べても、長期間効果が持続します。

ボリフトXC

ボルベラ

並べられたボルベラの製剤

個人差はあるものの、ボルベラの効果は約1年持続します。
ボルベラは低濃度のヒアルロン酸ですが、ボリフトと同じく、バイクロス製法によって長期持続性が得られている点が特徴です。結合した分子同士で作られる網目構造が非常に密になるため、体内にある水分を吸収しにくくなっています。

ボルベラXC

ボリフトとボルベラの共通点

ボリフトとボルベラはいずれもやわらかい質感を持ち、厚生労働省の承認を受けた安全かつ高品質なヒアルロン酸製剤です。長期持続性に優れ、組織になじんだナチュラルな仕上がりが期待できます。
ここからは、ボリューマとボリフトの共通点について詳しく解説します。

高品質のヒアルロン酸製剤

アメリカのアラガン社が独自の新技術バイクロス製法によって完成させたのが、ジュビタームビスタシリーズのボリフトとボルベラです。分子間の密度が高く、水分を吸収しににくい低吸収性の性質を持っています。

バイクロス技術では、高分子量と低分子量のヒアルロン酸を混ぜて効率よく強固に結合させることで、より密度の高い網目構造を作ることに成功しました。そのため、従来のヒアルロン酸よりもゆるやかに分解吸収が進んでいきます。術後、形崩れが起きにくいので、仕上がりが予想しやすい点も魅力です。
高品質なヒアルロン酸製剤であることから、正しい使い方を守ればリスクを最小限に抑えることもできます。

厚生労働省の認可を受けている

アメリカのアラガン社は、日本で初めて厚生労働省の認可を得ました。同社が開発したボリューマとボリフトを含むジュビダームビスタシリーズのヒアルロン酸製剤に関しても、厚生労働省の承認を受けています。日本以外にも世界各国でその安全性と有効性が認められており、KFDA(韓国食品薬品安全庁)やFDA(米国食品医薬品局)の認可や、ヨーロッパのCEマークを取得も取得しています。

効果が長期間持続する

一般的なヒアルロン酸製剤の持続期間は6ヶ月ほどであるのに対して、ボリフトは12~18ヶ月、ボルベラは約一年効果が持続します。長期持続性に優れています。これは先述したとおり、分子の大きさが違うヒアルロン酸同士を効率的に結合させることで密度の高いヒアルロン酸を作る、アラガン社のバイロクス技術によるものです。ヒアルロン酸の分解吸収がゆるやかになり、結果として長期持続性に優れています。クリニックに通う回数やコストを最小限に抑えることが可能です。

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ヒアルロン酸注射の失敗例

気軽に施術を受けられるイメージの強いヒアルロン酸注入は、「どの医師に施術を任せても大して仕上がりは変わらない」と考えている方も多くいらっしゃいます。しかし、少しの注入量の差や位置のズレによって仕上がりに大きな影響を与えてしまうため、実は繊細で技術のいる施術なのです。
ヒアルロン酸注入には失敗例が存在しますが、経験不足もしくは技術のない医師に施術を任せることで起こるものがほとんど。比較的手の出しやすい施術だからこそ、しっかりとリスクや失敗例について把握しておきましょう。

当院では失敗しないように丁寧に注入しています。

チンダル現象

チンダル現象とは、ヒアルロン酸を注入した部分が青く透けてしまう現象のことです。皮膚の浅すぎる位置にヒアルロン酸を注入してしまうことによって起こります。特に皮膚表面直下の浅い層に注入することの多いボリフトやボルベラにおいては、起こりやすい失敗だと言えるかもしれません。目の周辺や皮膚が薄く透けやすい部分です。気がついたタイミングでクリニックを受診することをおすすめします。

しこり

しこりは多くの場合、ヒアルロン酸を入れすぎてしまったり、注入箇所が浅かったりといった場合に発生します。しこりの正体は凝固したヒアルロン酸製剤なので、時間の経過とともに分解吸収されていけば解消されますが、ごくまれに長く続くこともあります。
痛みをともなう場合や気になる場合にはクリニックに相談し、適切に対処してもらいましょう。

左右非対称

ともと、人間の顔は完全な左右対称ではありません。のため医師は骨格や筋肉のつき方などを見抜き、顔全体のバランスを整えながらできるだけ左右差がないように施術をする必要があります。しかし、医師の見極めが甘かったり、技術・経験不足だったりすると、ヒアルロン酸を注入することで顔の左右差が余計に気になってしまう場合があるのです。たしかな技術を持った医師に施術を任せることで、このような失敗は最小限に抑えることができるでしょう。

ボルベラXC

ボリフトXC

高品質低価格でヒアルロン酸を注入するなら

法令線にヒアルロン酸を注入した症例写真
鼻のヒアルロン酸の症例
鼻に03ccヒアルロン酸を注入した症例
正面から見たハリを出した唇のヒアルロン酸の症例
唇を可愛くしたヒアルロン酸の症例
こめかみにヒアルロン酸を注入した症例
ヒアルロン酸リフトの症例
眉間に03ccヒアルロン酸を注入した症例
顎にヒアルロン酸を注入した症例

今回はアメリカ・アラガン社の「ボリフト」と「ボルベラ」の違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ボリフトとボルベラはともにやわらかさのある製剤で、皮膚の浅い層に挿入しても違和感なくなじむという点が共通しています。ボリフトが主に浅いしわや溝の改善に用いられるのに対して、ボリフトは唇や涙袋の形成を目的として使用されることが多いです。また、2種類の製剤を組み合わせてアンチエイジングとして肌に潤いを与えることもできます。

原価フィラー ヒアルロン酸ボトックス

いずれも厚生労働省の認可を得ていることから、安心して使用できる高品質なヒアルロン酸製剤です。
ヒアルロン酸の効果を十分に発揮するためには、名医と呼ばれる腕のある医師に任せるのが一番です。eクリニック大阪院には、ヒアルロン酸注入の施術経験が豊富な技術のある医師が在籍しています。また、ボリフトやボルベラの良さを多くの人に知ってほしいという思いから、低価格+高品質での施術を実現しました。

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アラガンのスザナ社長

また、当院では世界的なヒアルロン酸の企業のアラガンジャパン社よりヒアルロン酸注入の活動を評価され、表敬訪問を受けております。この写真はその時の写真になります。

しわや溝、唇や涙袋のボリュームダウンなどにお悩みの方は、ぜひ一度eクリニック大阪院までご相談ください。

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