口角ボトックス

口角が上がっている女性

いつも怒っているように見られる、疲れていると勘違いされるという方は口角の下がりが原因かもしれません。口角がキュッと上がっているだけで表情が明るく穏やかに見せることができるのですが、いつも力を入れて意識するのは大変なことですよね。

今回ご紹介する”口角ボトックス”はそんなお悩み、コンプレックスをお持ちの方におすすめな美容施術です。ボトックスで筋肉の動きを抑制することで口角が自然に上がるようにコントロールできます。若々しい表情を取り戻したいときにもぴったりな施術となっています。

about

口角ボトックスとは

口角にボトックスビスタを注入

口角ボトックスは、ボトックス製剤を注入し口角をキュッと上げる美容施術です。筋肉の動きと緊張を緩和し、力を入れていなくても自然に微笑んでいるような表情を作ることができます。

表情がいつも暗いと指摘される方、年齢とともに口元が下がってきたという方に特に人気のある施術となっています。

そもそもボトックスとはどんなもの?

ボトックスビスタ

ボトックスは、筋肉の動きを抑制する作用があるタンパク質の一つ「A型ボツリヌス毒素」を注入する美容施術です。筋肉の緊張をほぐし、リラックスさせることでハリ感の緩和、シワの改善に効果をもたらします。美容施術だけでなく、脳卒中などの後遺症である筋肉の緊張の緩和、肩こりなどの医療でもボトックスは活用されています。

ボトックスという名前はそもそも、このボツリヌス毒素を使ったアメリカ・アラガン社の製剤の商品名なのですが、最近は「ボトックス注射」「ボトックス注入」など施術の名称として使われています。

口角ボトックスはこのような働きのある製剤を首の前から口の両端にかけて存在している「口角下制筋」という筋肉に注入します。筋肉が萎縮し、口角を下げる筋力が弱まることで口角を上に引っ張る筋肉の動きが優位になり、口角が上がりやすくします。

“毒素”や”筋肉の動きを抑制する”と聞くと体に悪い影響があるのではないかと心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、ボツリヌス毒素は天然のタンパク質が主成分のため、毒などはありません。体に入れても害のない成分で後遺症などもありません。

merit & demerit

口角ボトックスのメリット・デメリット

メリット

口角ボトックスのメリットは以下の通りです。

  • 自然に印象を変えられる
  • 切開の必要がない
  • 施術時間が短い
  • ダウンタイムがほとんどない

ボトックスは注射だけで完了する手軽な美容施術です。施術にかかる時間も短く、ダウンタイムもほとんどないことから体への負担も少ないのが大きな魅力です。傷跡もなく、効果がなくなったあとも元の状態に戻るだけですので皮膚が伸びるなどの心配もありません。

また、効果が徐々に出てくるということもあり仕上がりも自然で、周囲にも施術したことがバレにくいです。急激な変化が嫌、不自然な表情になるのが不安という方もボトックスはおすすめですよ。

デメリット

反対に口角のボトックスのデメリットは以下の通りです。

  • 効果が永続的ではない
  • 副作用が出る可能性がある
  • 数ヶ月は避妊が必要

ボトックスは時間とともに効果が薄れてきます。使う製剤や体質など個人差はありますが、持続期間は半年程度が目安です。効果を持続させるためには、効果がなくなってきたタイミングで追加注入をする必要があります。永続的な効果が欲しいという方は切開をする外科的手術も検討してみましょう。

また、ボトックスは気軽に受けられる美容施術といえども、副作用の可能性はゼロではありません。ボトックスの副作用として起きる可能性があるのは以下のような症状です。

  • 腫れ
  • 内出血
  • 疼痛
  • 違和感

これらの症状は数日から数週間でなくなります。強い痛みがあったり、症状がなかなか引かない場合はクリニックへ相談するようにしましょう。

そして、ボトックス製剤は胎児、乳児、授乳中の乳幼児への安全性は確立されていません。妊娠中、授乳中の方は施術が受けられないほか、妊活中の方も施術は避けるようにしましょう。女性は2ヶ月、男性は3ヶ月の避妊が目安となっています。

Difference

口角ボトックスとヒアルロン酸注入の違い

アラガンのボトックスビスタの製剤

ボトックスと似た美容施術としてヒアルロン酸注入が挙げられます。ヒアルロン酸注入は名前の通り、ヒアルロン酸をメインとした製剤を注入する施術です。内側からボリュームを与えシワを改善し、ハリのある肌に仕上げることができます。

ボトックスもシワの改善に効果がありますが、それぞれアプローチできるシワの種類が異なります。ボトックスは筋肉の動きによってできるシワ、ヒアルロン酸は表面にできた薄いシワの改善に効果的です。

例えば、無表情の時にできる眉間のシワ、笑いシワなどはボトックス、ほうれい線、マリオネットラインなどはヒアルロン酸が向いています。

ヒアルロン酸注入はほうれい線を薄くし、若々しい印象を与えるのには向いていますが、口角をキュッと上げる効果はあまり期待できません。

口角ボトックスとヒアルロン酸は組み合わせて施術することも可能です。口角を上げるだけでなく、口周りや唇のシワもあわせて改善することでより若々しく明るい印象を作ることができます。

Fllow

口角ボトックスの施術の流れ

口角にボトックスを注入しているところ

口角のボトックス注入は以下のような流れで行います。

1.カウンセリング
2.麻酔、消毒
3.ボトックスを注入
4.帰宅

施術にかかる時間は10分程度です。施術後はすぐに帰宅することができるので、お仕事や学校帰りなどにも気軽に施術を受けることができます。

施術に痛みはほとんどなく、注射の針を刺す痛みが少しある程度です。痛みが心配な方は麻酔クリームを用意していたり、細く痛みの少ない注射針を採用しているクリニックを選ぶようにしましょう。

口角ボトックスにダウンタイムはほとんどありません。ただ、製剤が馴染むまでは数日間は口を動かしにくいなどの違和感や腫れ、疼痛を感じることがあります。また、稀ではありますが注射した部分に内出血が発生することもあります。基本的には後日来院する必要はありません。

施術当日からメイクや洗顔、シャワーはしても大丈夫ですが、強く擦ったり抑えたりなど刺激を与えないように気をつける必要があります。さらに、ボトックス製剤は熱に弱い性質を持つので熱すぎるお風呂やサウナは数日は控えます。血流が良くなると内出血しやすくなったり、腫れやすくなるため激しいランニングや筋トレなど激しい運動も控える方がベターです。

気をつける点はそれほど多くないですが、もし施術後になにか異変を感じたら早めにクリニックに相談するようにしましょう。

効果はいつから出る?

口角ボトックスの効果は、注入から3日〜1週間ほどで徐々に実感できるようになります。少しずつ変化が感じられ、2週間後には効果が最大限になります。

ボトックスの効果の持続期間は上記で解説した通り、半年程度です。効果が弱くなったタイミングで追加注入できるので、期間や量については医師とよく相談して決めていきましょう。

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口角ボトックスはこんな方におすすめ

口角ボトックスがお勧めの人を説明している看護師

口角ボトックスは以下のような方に特におすすめです。

  • 下がった口角が気になる
  • 年齢とともに口角が下がるようになった
  • 明るく穏やかな表情でいたい
  • 親しみやすい印象を与えたい
  • 切開することなく口角を上げたい

ボトックス注入は注射だけの美容施術なので、気軽に負担も少なくイメージチェンジできるのが大きな魅力です。口角がキュッと上がるだけで顔の印象、雰囲気はぐっと変化するので普段怒っている、機嫌が悪いと勘違いされるなどの悩みがある方は、口角のボトックスを検討してみても良いでしょう。

また、口角は年齢とともに下がりやすくなります。表情筋の衰えをカバーし、若々しい印象を与えられるのも口角ボトックスの嬉しい効果です。アンチエイジングの一環として取り入れるのもおすすめですよ。

Price

料金表

ボツラックス¥3,630(税込)
アラガン¥8,250(税込)

Doctor このページの監修医について

脇谷 雄一朗の宣材写真

脇谷 雄一朗 Yuichiro Wakiya

e clinic 大阪院 院長

経歴

略歴

  • 大阪大学医学部医学科卒
  • 武蔵野赤十字病院
  • 大阪市立総合医療センター
    耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 和歌山県立医科大学附属病院
    耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 大阪市内個人美容皮膚科
  • 大手美容外科
  • eクリニック 大阪院 院長就任

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