ヒアルロン酸によるしわ治療の効果を解説!
手軽にしわの改善を目指したい方におすすめのヒアルロン酸治療。しわが気になる部分だけにピンポイントに注入することができるのが特徴で、ダウンタイムや副作用が比較的少ないことから非常に人気のある美容整形です。
「なぜヒアルロン酸を注入することでしわが改善できるの?」
「効果はどのくらい持続する?」
「ヒアルロン酸による治療が向いているのはどんなしわ?」
ヒアルロン酸注入を考えている方の多くが、このような疑問をお持ちなのではないでしょうか。
そこで今回は、ヒアルロン酸によるしわ治療の効果についてご紹介します。使用する製剤ごとに詳しく解説していきますので、気になる方はぜひ最後までご覧くださいね。
ヒアルロン酸注入によるしわ治療の効果
ヒアルロン酸注入は、しわが気になる部分に直接ヒアルロン酸を注入することで治療をおこなう方法です。ボリュームアップ効果を持つヒアルロン酸の働きにより、凹んでいる部分をふっくらと盛り上げることで、しわを目立たなくすることができます。ほうれい線をはじめ、目頭から頬の中央部分に向かってできるゴルゴライン、口角から下向きにできるマリオネットラインなど、さまざまなしわに対して効果を発揮します。
効果は施術直後から実感することができ、非常に即効性があるのが特徴。ただしその効果は半永久的なものではなく、ヒアルロン酸を入れた直後からおよそ6~18ヶ月かけて体内に吸収されてしまいます。持続させたいのであれば、効果が薄まってきたタイミングで継続してヒアルロン酸の注入をおこなう必要があるのです。
ただし、ヒアルロン酸注入は使用する製剤によっても効果や特徴が異なるので注意。
以下、当院で主に使用しているボリューマXCとボリフトXCについて詳しくご紹介します。
ジュビダームビスタ®ボリューマXC
ボリューマXCはアラガン社が開発したジュビダームシリーズの一つで、人体への安全性が認められているヒアルロン酸製剤です。ここからは、ボリューマXCの効果や特徴について見ていきます。
ボリューマXCの効果
ボリューマXCはやや硬めの質感なので、内側からしっかりとハリを出して皮膚を持ち上げることが可能です。形をはっきりさせたい部位や弾力のある部位、例えばこめかみのボリュームロスや眉間のしわ、ゴルゴラインなどによく使用されます。
細かいしわよりも目立った深いしわや溝に効果的。肌にハリや弾力・立体感を出したい方や、深いしわや溝を改善したい方におすすめです。
ボリューマXCの特徴
ボリューマXCの特徴としては以下の3つが挙げられます。
- 持続性が高く仕上がりが自然
- 厚生労働省の認可を受けている
- 皮膚の薄い部位には適していない
以下、それぞれ詳しく解説します。
持続性が高く仕上がりが自然
ヒアルロン酸は体内に吸収される性質を持っているため、ボリューム効果は通常、一時的なもの。早ければ半年ほどで効果が薄れてしまう点は、ヒアルロン酸注入のデメリットでもありました。
バイクロス製法と呼ばれる新技術を取り入れたボリューマXCは、24ヶ月間ボリューム効果を持続させることに成功。バイクロスとは、分子の大きさが異なるヒアルロン酸同士を結合させることでより密度の高いヒアルロン酸を生成する技術のことです。そのようにして作られたヒアルロン酸は、分解されにくく体内への吸収が遅いという特徴を持っています。初回だと2年、再注入だとさらに期間が長くなり2〜5年は効果が持続します。
硬めのヒアルロン酸製剤ではあるものの、バイクロス技術のおかげでナチュラルな仕上がりを保てる点もポイントです。低吸収性で水分を余分に吸って膨らまないので、施術後、患部が不自然に膨らむこともありません。ゲルが肌表面で固まってしまうこともなく、表情の動きに合わせて自然に馴染みます。そのため、笑顔が不自然に引きつってしまうこともありません。
厚生労働省の認可を受けている
ボリューマを含むアラガン社のジュビダームビスタシリーズは、すべて厚生労働省の認可を受けています。体内に吸収されにくいということは、長期間体内に留まり続けるということ。そのため、安全性が気になっている方は多いのではないでしょうか。
ボリューマXCは、安全性と有効性が厚生労働省から認められているので安心して使用することができます。日本だけでなく、アメリカやヨーロッパなど世界各国で使用されているヒアルロン酸製剤なのです。
皮膚の薄い部位には適していない
ボリューマXCはジュビダームシリーズの中でも硬めの質感です。外から押したり叩いたりしても分離したり広がったりしないため、こめかみや額、鼻筋、顎といった弾力のある部位や立体感を持たせたいパーツには特に向いている製剤となります。
逆に、皮膚の薄いデリケートな部位、例えば目元や口元・眉周辺にはあまり適していません。硬い質感であるボリューマXCを皮膚表面直下に注入すると、肌の凹凸が目立ってしまう可能性があるからです。
自分が悩んでいる部位にボリューマXCが適合するかどうか分からないという方は、気軽にカウンセリングを受けて医師に相談してみましょう。
ジュビダームビスタ®ボリフトXC
ボリフトXCもアラガン社が開発したジュビダームシリーズの一つです。もちろん人体への安全性も認められています。ここからは、ボリフトXCの効果や特徴について詳しく見ていきましょう。
ボリフトXCの効果
ボリフトXCはボリューマXCよりも粒子が細かく柔らかい質感なので、細かいしわやほうれい線の治療に最適です。ジュビダームビスタシリーズの中ではちょうど中間くらいの硬さになります。厚生労働省のほか、FDA(米国食品医薬品局)の承認も受けている安全性の高いヒアルロン酸製剤です。
浅いほうれい線や皮膚の薄い目元のしわ、マリオネットライン、中顔面のたるみなどに効果的。ボリューマXCと組み合わせて使用するケースや、ボリフトXCよりもさらに柔らかい質感であるボルベラXCと組み合わせて唇や涙袋に注入するケースも多いです。
ボリフトXCのボリューム効果は、通常12〜18ヶ月ほど持続します。
ボリフトXCの特徴
ボリフトXCの特徴としては以下の4点が挙げられます。
- 持続性とキープ力に優れている
- 成形性が高く体に馴染みやすい
- 肌のコンディションを整えてくれる
- 局所麻酔「リドカイン」が配合されている
以下、詳しく解説します。
持続性とキープ力に優れている
ボリューマXCほどではありませんが、ボリフトXCも従来のヒアルロン酸製剤と比べれば持続期間は長めです。質感が柔らかい製剤ほど効果が薄れるまでの期間も短いのが一般的ですが、ボリフトXCは1年以上も効果が持続します。
また、低吸収性で水分を取り込みにくいという特徴を持っており、施術後に体内で変形することもほとんどありません。注入直後の形状を長くキープできる点も魅力です。
成形性が高く体に馴染みやすい
ボリフトXCは、質感が柔らかいために皮膚表面直下のごく浅い層に注入することが可能。さらに体の組織への浸透率・親和性が高いという研究結果が発表されています。表情筋の動きにフィットするため、表情が変わってもヒアルロン酸の形が浮き出たり凹凸が目立ったりすることはありません。
また、弾性と凝集性のバランスが良く、注入時にイメージ通りの線を成形しやすいという特徴も持っています。
理想イメージに近い形で仕上がる上に、その形を長期間キープすることができるのです。
肌のコンディションを整えてくれる
ボリフトXCは質感が柔らかいために皮下表面直下に注入することができることは、先述した通りです。皮下表面直下の浅い層に注入することで、必然的に皮膚表面のヒアルロン酸が増加します。増加したヒアルロン酸が皮膚組織と馴染み、ハリや潤いのあるみずみずしい肌へとコンディションを整えてくれるのです。
ボリュームアップ効果だけでなく、肌質改善効果を期待してヒアルロン酸注入を考えている方にもおすすめ。
局所麻酔「リドカイン」が配合されている
ボリフトXCには、局所麻酔の一種であるリドカインが0.3%配合されています。リドカインは即効性があり、知覚神経や運動神経を遮断する作用を持った強力な麻酔薬。神経を一時的に麻痺させることができるため、ヒアルロン酸注入時の痛みが少ないです。注射が苦手な方や痛みに弱い方でも、別途麻酔薬を使用することなく痛みを軽減することができます。
ヒアルロン酸注入によるしわ治療の流れ
ヒアルロン酸注入によるしわ治療当日の流れは以下の通りです。
カウンセリング
↓
麻酔
↓
ヒアルロン酸注入
↓
安静にして冷却する
↓
帰宅
ヒアルロン酸注入は大がかりな手術を要する美容整形ではないため、カウンセリングから施術まですべて当日中に済ませることが可能です。来院から帰宅までの時間は合計30分から1時間程度、施術自体は10分ほどで完了します。何度もクリニックを訪れる必要がないので、忙しくて時間が取れない方にもおすすめです。
極細の針で注入していくため、施術中の痛みはほとんどありません。どうしても不安な方は患部に麻酔クリームを塗布したり麻酔テープを貼ったりして対応することもできます。
しわ取りヒアルロン酸ならeクリニックへ
今回はヒアルロン酸によるしわ治療の効果について詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ヒアルロン酸注入は手軽にできるプチ整形の一つではありますが、実は非常に繊細かつ高度な技術を必要とする施術です。わずかな注入量の差が大きな違和感に繋がってしまいます。
技術と実績のある名医が在籍する当院では、施術前の丁寧なカウンセリングを常に心掛けています。お客さん一人一人が理想とするイメージをしっかりと汲み取ることで、完璧な仕上がりを目指すことが可能となるのです。
ヒアルロン酸によるしわ治療を検討している方は、eクリニックまでご相談ください。