肩こりボトックス
about
肩こりボトックスとは
肩こりボトックスとは、肩の僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉に、ボトックスビスタもしくはボツラックスを数カ所注入して行う肩こり治療です。
ここ数年、テレワークの増加に伴い肩こりに悩まされている方が増えているといい、これらの方々はマッサージやストレッチで対応していることが多いようです。
確かに、マッサージやストレッチも肩こり対策には役立ちますが、方法を間違えてしまうと肩こりが悪化する可能性があります。
肩こりって?
肩こりは、自律神経の乱れや運動不足、筋肉疲労などが原因となって起こります。
肩には僧帽筋という大きな筋肉が存在し、それに沿うようにして血液が流れています。
そして、血液がスムーズに流れている状態であれば、肩こりが起こる可能性は低いと考えられますが、何らかの原因によって血流が滞ると、肩が重い、痛い、硬いといった肩こり特有の症状が出やすくなります。
それは、肩の筋肉の周囲で血行不良が起こると、筋肉には疲労物質や老廃物が溜まりやすくなり、それらが筋肉を圧迫することで肩こりの不快な症状が現れるからです。
肩の筋肉は、頭を支えるだけでなく、腕や胸も支えなければならず、ただでさえ多くの負担がかかる部位です。
つまり、肩こりは普通に生活しているだけで起こる可能性があるということですが、そこへ血行不良が加わると、肩こりが慢性化し、いつでも肩が重い、痛い、硬いといった状態になることがあります。
そして、このような症状の改善に役立つのが肩こりボトックスで、ボトックスが持つ筋弛緩(きんしかん)作用で筋肉の緊張をほぐせば、辛い肩こりの症状を改善できます。
なお、ボトックスは僧帽筋に注射針で注入しますが、注入箇所や注入量は人によって異なりますので、詳細についてはカウンセリングで医師にご確認下さい。
メリット
肩ボトックスのいちばんのメリットは、注射1本で治療を受けられ、ダウンタイムがほとんどないという点にあります。
治療時間は両肩で10分~15分程度、もちろん入院の必要もありません。
また、肩こりボトックスで筋肉の緊張がほぐれると、肩が下がって首がほっそりと長く見える効果も得られます。
そして気になるのが、治療中や治療後の痛みでしょう。
肩こりボトックスは、注射針のチクッとする痛みと、薬液が注入される際の痛みを感じることがある治療ですが、それぞれの痛みの度合いは軽度です。
痛みというと、心配、怖いと感じる方がいるかもしれませんが、強い肩こりの痛みよりは注射の痛みのほうが少ないというお客さんもおられますので、そこまで神経質に考える必要はないでしょう。
また、肩こりボトックスは僧帽筋に直接薬液を注入するため、肩こり改善の確実性が高く、肩こりに伴う頭痛の緩和にも役立つというメリットもあります。
さらに、ボトックスは費用が安価で、治療を受けやすいというメリットもありますので、できるだけ治療に費用をかけたくないという方でも、気軽に受けることができるでしょう。
そして、デスクワークの方に多く見られるのが巻き肩ですが、肩こりボトックスで筋肉の緊張がほぐれれば、巻き肩も自然に改善できます。
デメリット
肩こりボトックスは効果の持続期間が短く、繰り返しの治療が必要になるというデメリットがありますが、それは、ボトックスには時間をかけて体内に吸収される性質があるためです。
つまり、効果が消失した時点で再度治療を受ける必要があり、それを繰り返し行わなくてはならないということです。
治療間隔は、3カ月~4カ月に1回程度とお考え下さい。
また、肩こりボトックスはその場で肩こりを解消できる治療ではなく、1週間~1カ月程度の時間をかけて、ゆっくりと効果が現れるという特徴があります。
つまり、即効性を求められない治療だということですね。
この点を知らずに治療を受けてしまうと、なかなか効果を実感できず困惑することにもなりかねません。
肩こりボトックスは、薬液が僧帽筋に届けば効果を実感できる治療ですので、効果の現れ方が遅いと感じた場合でも、もう少し待つことが大切です。
そしてもうひとつ、肩こりボトックスはダウンタイムがほとんどない治療ではありますが、人によっては治療後数日間、腫れや内出血が見られたり、鈍痛が起こったりすることがあります。
ダウンタイムについては以下でもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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肩こりボトックスはこんな方におすすめです
肩こりボトックスは以下の方におすすめです。
- マッサージやストレッチで肩こりが改善されない
- 短時間で肩こり改善治療を受けたい
- 少ない費用で肩こりを改善したい
- 首を長くほっそりと見せたい
- 巻き肩を改善したい
肩こりボトックスは、薬液を僧帽筋に直接注入することで肩こりを改善できる、合理的な肩こり治療です。
肩こりの対策として行われることが多いのはマッサージやストレッチです。
しかし、マッサージはお客さんご自身で行うことが難しい、ストレッチは体が硬い方にとってハードルが高いといったデメリットがあります。
また、マッサージやストレッチは、方法を間違えると効果を実感できないばかりか、逆効果になるリスクもあります。
一方、当院の肩こりボトックスは、ボトックス治療を熟知した医師が行うため、お客さんが自発的に何かをしなければならないということはありません。
肩こりボトックスは注射1本で行え、しかも治療時間はわずか10分~15分程度で終了するお手軽な治療です。
肩が重い、痛い、硬いといった悩みをお持ちなら、この機会に肩こりボトックスを試してみてはいかがでしょうか。
notice
肩こりボトックスの注意点
肩こりボトックスを受ける際には、以下の点に注意してください。当院ではボトックスの品質管理を徹底しています。品質管理が徹底しているクリニックで肩こりボトックスを受けることをお勧めしています。
肩こりボトックス治療を熟知している医師に治療を任せる
肩こりボトックスは、注入場所や注入量が少し違っただけで効果を得られなかったり、治療後に方が上がらなくなったりするトラブルが起こることがあります。
このようなトラブルは、肩こりボトックスの知識や治療経験が少ない医師が治療を担当すると起こりやすくなります。
つまり、肩こりボトックスを受けるなら、知識と治療経験が豊富な医師に任せることが重要だということです。
一時的に不調が起こる可能性
肩こりボトックスの治療直後から数日間は、肩に違和感を覚えたり、肩を使って思い荷物を持ち上げられなったりすることがあります。
デスクワークの方であれば、肩の違和感や荷物を持ち上げられないといった状況になっても、不自由さを感じないかもしれません。
しかし、体を使う仕事に従事されている方の場合では、肩に違和感を覚えたり荷物を持ち上げられなかったりするような状況では、仕事に支障をきたす可能性があります。
肩こりボトックスはダウンタイムが短い治療ではありますが、仕事によっては余裕を持って受ける必要がありますので、この点については十分な注意が必要でしょう。
ダウンタイムについて
肩こりボトックスの当日には、腫れや内出血が見られ、人によっては患部に鈍痛が出ることもあります。
このような腫れや内出血、鈍痛は一過性のもので、2週間程度で気にならないレベルにまで回復します。
とはいえ、ダウンタイム期間には注意しなければならないこともあります。
それでは、ダウンタイム期間中の注意点についてご紹介しましょう。
入浴
シャワーや入浴は治療当日から行えますが、熱いお湯で体を温めてしまうと、腫れや内出血、鈍痛が悪化することがあります。
特に湯船に長時間浸かると、血行が促進されてダウンタイムが長引くリスクが高まりますので、湯船に浸かるなら5分程度で切り上げるよう注意しましょう。
ボトックスは熱に弱い性質がありますので、サウナや岩盤浴などは、治療後1週間が経過するまで待ちましょう。
運動
肩こりボトックスには運動に関する制限はありませんが、治療当日に激しい運動をすると、薬液の代謝スピードが速まる可能性がありますので、治療当日は避ける必要があります。
また、肩こりボトックスは治療後すぐに効果が現れませんが、このときに患部を揉んでしまうと、薬液が代謝されやすくなります。
肩こりボトックスを治療当日は、激しい運動をしたり揉んだりするのは避けて、できるだけ安静に過ごしましょう。
飲酒
肩こりボトックスの治療当日には、飲酒を控えてください。
治療当日に飲酒してしまうと、血行の促進によって、腫れや内出血、鈍痛が悪化する可能性があります。
また、治療後2~3日が経過すれば飲酒しても構いませんが、その際にはなるべく体が温まるまで飲酒しないように注意しましょう。
なお、治療後2週間が経過すれば、いつも通り飲酒しても問題はありません。
マッサージ
肩こりボトックスの治療当日~1週間程度は、肩のマッサージを行わないよう注意してください。
早期に方のマッサージをしてしまうと、薬液が広範囲に広がって効果を実感できなくなる可能性があります。
また、他の場所に薬液が広がることで、腕を上げにくいなどのトラブルが起こるリスクが高まります。
肩のマッサージをするなら、治療後最低でも1週間は行わないように注意しましょう。
この点の注意については医師から説明がありますので、肩のマッサージをするなら医師の指示に従い、自己判断で行わないように注意してください。
Price
料金表
ボツラックス | ¥8,580(税込) |
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アラガン | ¥18,480(税込) |
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Doctor このページの監修医について
脇谷 雄一朗 Yuichiro Wakiya
e clinic 大阪院 院長
経歴
略歴
- 大阪大学医学部医学科卒
- 武蔵野赤十字病院
-
大阪市立総合医療センター
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 -
和歌山県立医科大学附属病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 - 大阪市内個人美容皮膚科
- 大手美容外科
- eクリニック 大阪院 院長就任