唾液腺のボトックス
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唾液腺ボトックスとは?
唾液腺ボトックスとは、唾液を分泌する大きな組織にボトックスを注入して小顔を目指せる施術です。
なお、当院で使用するのはボトックスビスタもしくはボツラックスという種類になりますが、これらのボトックスはいずれも安全性が高く、人体に悪影響が及ぶことはありません。
また、小顔ボトックスにはエラボトックスもありますが、この施術は唾液腺ボトックスとは別の場所にボトックスを注入するという違いがあります。
唾液腺ボトックスとは
唾液腺には、耳下腺(じかせん)、鰐下線(がくかせん)、舌下線(ぜっかせん)があり、これらの組織を総称して唾液腺と呼びます。
これらの唾液腺には、唾液を分泌させる重要な役割がありますが、必要以上に肥大すると、輪郭がぼやける、顔が横に広がって見えるといったトラブルの原因になるのです。
そして、これらの唾液腺のいずれかにボトックスを注入して小顔を目指す施術を、唾液腺ボトックスといいます。
唾液腺はそれぞれに独立した形で存在していますが、すべての唾液腺は口腔内につながる構造になっています。
また、耳下腺は耳のすぐ下、顎下腺はあごの下部分、舌下線は下あごの内部に存在しており、すべての唾液腺が同時に肥大するとは限りません。
つまり、医師が肥大を認めた唾液腺のみ施術することになるということです。
なお、耳から頬にかけてのラインが出っ張っているようであれば耳下腺の肥大、フェイスラインがぼやけているなら鰐下線の肥大が疑われ、舌下線はフェイスラインに影響を与えることはありません。
メリット
唾液腺ボトックスは、注射1本で施術を受けることができ、ダウンタイムがほとんどないというメリットがあります。
また、唾液腺ボトックスの効果はゆっくり現れるという特徴があるため、美容整形を受けたということが周囲にバレにくいというメリットもあるのです。
もちろん、注射痕が残って目立つような心配もありません。
さらに、施術時間が短く、日帰りの施術が可能というメリットもあります。
これなら、学校や仕事の予定がある方でも、気軽に施術を受けられるでしょう。
なお、唾液腺に手を加えると聞くと、「唾液の分泌がなくなるのでは?」という不安が持ち上がるかもしれませんが、そのような心配は無用です。
というのは、唾液腺ボトックスを受けた後でも、食事の際には必要な唾液が分泌されるからです。
とはいえ、施術後1週間が経過したあたりから唾液の分泌量が減り始めるため、慣れるまでは違和感を覚える可能性が否めません。
どうしても心配なら、カウンセリングで医師に相談し、疑問を解決しておくと良いでしょう。
デメリット
唾液腺ボトックスには、後期の持続期間が短く、継続して施術を受けなければならないというデメリットがあります。
唾液腺ボトックス1回あたりの費用は比較的安価ですが、何度も施術を受けるとなると、その分の費用がかさむ可能性が否めません。
唾液腺ボトックスを受けるなら、費用にも目を向けた上で、じっくりと検討する必要があるでしょう。
効果の持続期間については、ボトックスの注入量やお客さんの体質などによって差が生じますが、およそ6カ月が目安と考えておくと良いでしょう。
ただし、これはあくまでも目安で、6カ月よりも短かったり長かったりすることもあります。
また、唾液腺ボトックスは注射針の痛みや薬液の注入による痛みを感じることがありますので、痛みに弱い方にとってはハードルが高いと感じる可能性があります。
ただし、施術中の痛みについては麻酔を施すことで緩和できますので、心配な方は医師に相談してみると良いでしょう。
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唾液腺ボトックスはこんな方におすすめです
唾液腺ボトックスは以下の方におすすめです。
- 頬の気になる部分だけを細くしたい
- 手術することなく小顔を目指したい
- 短時間で受けられる小顔施術を受けたい
- 以前に受けた小顔施術の修正をしたい
- ダウンタイムが少ない小顔施術を受けたい
- バレにくい小顔施術を受けたい
唾液腺ボトックスは、頬の気になる部分をピンポイントに狙い撃ちできる小顔施術で、ダウンタイム短いことから、時間的な余裕のない方でも受けられるというメリットがあります。
また、効果はゆっくりと時間をかけて現れてくるため、施術直後には劇的な変化は見られませんが、その分周囲にバレにくいというメリットもあります。
さらに、顔の脂肪吸引やエラボトックスで変化が見られなかった場合の修正にも対応できます。
唾液腺ボトックスは短時間で受けられる施術ですので、お手軽に小顔を目指したい方には特におすすめできる施術だといえるでしょう。
notice
唾液腺ボトックスの注意点
唾液腺ボトックスを受ける際には、以下の点に注意してください。
咬筋(こうきん)の発達では別施術になる可能性
唾液腺ボトックスは、唾液腺に肥大が見られる場合のみ有効な施術で、咬筋が発達している場合では、エラボトックスでの施術となる場合があります。
たとえば、はっきりとエラが張っている感じはしなくても、実際に医師の診断を受けてみたところ、唾液腺の肥大ではなく、咬筋の発達でフェイスラインが崩れているということは実際にあるのです。
唾液腺と咬筋は互いにすぐ近くにある組織ですが、唾液腺と咬筋では、ボトックスの効果の現れ方に差が生じます。
唾液腺ボトックスを受けたいとお考えでも、場合によってはエラボトックスでの施術になる可能性も頭に入れた上でカウンセリングを受ける必要があるでしょう。
また、脂肪のせいでフェイスラインが崩れていると医師が判断した場合で、顔の脂肪吸引での施術を進められることもありますので、こちらもあわせて頭に入れておくと良いでしょう。
唾液腺ボトックスを熟知した医師に施術を任せる
唾液腺ボトックスの対象となるのは、耳下腺と鰐下線ですので、施術の際にはどちらの唾液腺にボトックスを注入するのかを見極めた上で行わなくてはなりません。
そして、ここで問題となるのは、医師の見誤りによる施術の失敗です。
たとえば、肥大しているのが耳下腺であるのにも関わらず、医師の見誤りによって鰐下線にボトックスを注入してしまったら、イメージ違いの仕上がりになります。
また、効果を実感できずにがっかりする可能性も高まるでしょう。
さらに、ボトックスの注入場所を間違えたり、注入量が多すぎたりした場合では、唾液の分泌量が極端に減る「ドライマウス」になってしまうリスクもあるのです。
唾液腺ボトックスの効果は数か月間で消失しますが、消失するまでドライマウスの状態が続けば、自浄作用が弱まることで虫歯ができるリスクも高まります。
このような失敗は頻繁に起こるものではありませんが、そのリスクがあるということは知っておかなくてはなりません。
そしてそうならないためには、唾液腺ボトックスを熟知した医師に施術を任せることが何よりも大切なのです。
医師の見分け方は難しいですが、カウンセリング時にお客さんに寄り添い、丁寧な説明を行う医師であれば、ひとまず信頼できると判断できます。
反対に、お客さんの疑問にはっきりと答えず、すぐに施術を勧める医師は信頼できるとは考えにくいため、十分に注意しなければなりません。
ダウンタイムについて
唾液腺ボトックスはダウンタイムが短い小顔施術ですが、施術直後から2週間程度は腫れや内出血が続きます。
また、人によって鈍痛が1週間程度続くこともあります。
施術後の状態には個人差がありますが、腫れや内出血、鈍痛が出る可能性については、あらかじめ頭に入れた上で施術を受けましょう。
それでは、唾液ボトックス後に注意すべきダウンタイム期間中の過ごし方をご紹介します。
洗顔・メイク
洗顔やメイクは、唾液腺ボトックスを受けた直後から行っても構いません。
ただし、洗顔時に患部に強い力を加えてしまうと、薬剤が分散して思うように結果を得られなくなる可能性があります。
クレンジング時や洗顔時にはフェイスラインに力が加わりやすいですので、特に施術直後には、患部に力を加えないクレンジングと洗顔を行うことを心がけることが大切です。
入浴
シャワーや入浴は施術当日から行えますが、その際にはなるべく短時間で済ませましょう。
それは、長時間のシャワーや入浴で体を温めてしまうと、血行が促進されて腫れや内出血、鈍痛が悪化するリスクが高まるからです。
そうなると、ダウンタイムが長引くことになりますので、十分に注意しましょう。
特に湯船に浸かると短時間で体が温まるため、長時間湯船に浸かるのは施術後1週間が経過するまで待ちましょう。
運動
激しい運動も血行を促進させる原因になりますので、施術当日には行わないよう注意してください。
また、施術後2週間が経過すれば、ほぼダウンタイムは終了となりますが、この時期になっても運動で異変を感じたなら、速やかに注意して様子を見てください。
飲酒
施術当日は過度の飲酒を控えましょう。
また、少量の飲酒でも、腫れや内出血、鈍痛が悪化したと感じたなら速やかに中止して、様子を見ましょう。
施術後2週間が経過すれば、施術前と同様に飲酒しても問題はありません。
フェイスマッサージ
フェイスマッサージを行うと、薬液が広範囲に広がって思うような効果を得られなくなる可能性があります。
そればかりか、薬液が広がることで不自然な表情になってしまうこともありますので、フェイスマッサージは施術後2週間程度控えるよう注意しましょう。
Price
料金表
ボツラックス | ¥8,580(税込) |
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アラガン | ¥18,480(税込) |
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Doctor このページの監修医について
脇谷 雄一朗 Yuichiro Wakiya
e clinic 大阪院 院長
経歴
略歴
- 大阪大学医学部医学科卒
- 武蔵野赤十字病院
-
大阪市立総合医療センター
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 -
和歌山県立医科大学附属病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 - 大阪市内個人美容皮膚科
- 大手美容外科
- eクリニック 大阪院 院長就任