脇汗のボトックス注射
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多汗症の症状
多汗症とはその名前の通り、汗を大量にかいてしまう病気です。汗が出る箇所は人によって異なり、脇や手のひら、足の裏、顔など局所的に大量の汗をかく人もいれば、全身にまんべんなく大量の汗をかく人もいます。
多汗症と汗っかきは別物で、多汗症は神経疾患の一つです。神経から汗腺へ汗を出す司令になんらかの異常があり、必要異常の汗をかいてしまいます。暑さや緊張とは関係なく起こる症状ですが、体温が高くなったり、緊張感やストレスを感じると症状は強く出やすくなると言われています。
もし多汗症なのか、汗っかきなのかわからないという方は以下のような症状があるかチェックしてみましょう。
・汗で衣服が汚れる
・汗で書類や本などをダメにしてしまったことがある
・汗の匂いを他の人から指摘されたことがある
脇の多汗症は、腋窩多汗症と呼ばれています。腋窩多汗症の主な症状は以下の通りです。
・脇汗で白いシャツが黄ばむ
・制汗剤などを使っても汗染みができる
・脇汗パッドを常に使用している
・毎日お風呂に入っていても脇の匂いが気になる
腋窩多汗症の症状が重いと日常生活に支障をきたすこともあります。日本人には15~20人に一人が腋窩多汗症といわれており、実はそこまで珍しい病気ではありません。
腋窩多汗症とワキガの違い
ワキガは汗が原因で臭いが発生する症状を指します。汗はアポクリン腺という汗腺から分泌されるのですが、ワキガの方はこのアポクリン汗腺から出た汗が皮膚の表面にいる細菌と反応して臭いが発生します。
一方、腋窩多汗症は必ずしも臭いを伴うとは限りません。また、ワキガであっても必ずしも汗の量が多いとは限りません。腋窩多汗症なのか、ワキガなのかは臭いがとの程度なのか、汗の量はどれくらいなのかを目安に医師によって診断が下されます。
今回ご紹介するボトックスは、腋窩多汗症だけでなくワキガの治療にも効果があります。ワキガにお悩みで治療法を探している方も是非参考にしてみてください。
effects
脇汗を止めるにはボトックスがおすすめ
腋窩多汗症やワキガをはじめとする脇汗の悩みは、ボトックスを打つことで症状が緩和されます。ボトックスは注射のみでできる治療法で、痛みが少ないのが大きな魅力です。傷跡が残ることもなくダウンタイムもほとんどないため気軽に受けることができます。
そもそもボトックスとは?
ボトックスはボツリヌス毒素から抽出されたタンパク質を用い、筋肉の動きを抑制する注射です。ボトックスはもともとアラガン社という会社で作られている製剤の名前なのですが、最近は「ボトックス注射」「ボトックス注入」など施術の名前としてそのまま用いられることも多いです。
ボトックスを打つことにより、筋肉の過剰な発達や緊張を和らげることができます。エラのハリや表情シワの改善、筋肉太りの解消など美容施術としても人気があります。
そんなボトックスは交感神経からの伝達信号をブロックする働きもあり、汗腺の動きを弱める効果も期待できます。汗腺の動きを抑制することで汗の分泌を抑え、汗の量と臭いを軽減させるという原理です。
ボトックスの効果は施術から2〜7日で実感でき、効果の持続期間は3~9ヶ月ほどです。効果を持続させたい方は定期的な追加注入が必要となります。脇汗のボトックスは汗をかきやすい夏の時期だけなど、季節にあわせて注入される方も多いです。
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脇汗を止めるボトックスの施術の流れ
脇汗のボトックスの施術は以下のような流れで行います。
1.カウンセリング
2.麻酔
3.ボトックスを注入
4.帰宅
ボトックスの注入にかかる時間は両脇合わせて5~10分程度です。施術直後は注射のあとが少し赤く腫れたようになりますが、数日で目立たなくなります。
ボトックスの効果は施術から3日〜1週間ほどで実感できます。効果は3~9ヶ月ほど続き、さらに持続させたい場合は効果が薄れてきたタイミングで追加注入が必要となります。
ダウンタイムはある?
脇汗のボトックスはダウンタイムはほとんどなく、施術当日から普段と同じように過ごすことができます。ただ、念の為ボトックスを注入した日は飲酒や激しい運動は控えるのがベターです。
また、ボトックスの製剤は熱に弱いため、施術から1週間程度はサウナや熱いお風呂などは入らないように気をつけましょう。
痛み、腫れ、赤みなどはほぼなく、あったとしても数日で治ります。もし、そのような症状が長く続く場合は医師に早めに相談するようにしましょう。
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脇汗を止めるボトックスはこんな方におすすめ
脇汗のボトックスは以下のような方に特におすすめです。
- 脇汗で日常生活にストレスが生じている
- 汗の量と臭いが気になる
- 切開しない脇汗治療をしたい
- 夏場だけ脇汗を抑えたい
- ダウンタイムのない脇汗治療をしたい
ボトックスによる脇汗の改善は、注射だけで施術が済み、痛みなど体への負担が少ないのが大きな魅力です。施術にかかる時間も短いため、お仕事や学校帰りなどさくっと治療を済ませることができます。
ただ、外科手術のように永続的な効果は得られないため、効果を持続させたい場合は定期的にボトックスを打つ必要があります。夏の汗をかきやすい時期だけボトックスで症状を緩和させるなど、季節に合わせて取り入れるようにすると経済的にも負担が減るかと思います。
Price
料金表
脇ボツラックスSS | ¥16,280(税込) |
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脇ボツラックスS | ¥21,780(税込) |
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脇ボツラックスM | ¥27,280(税込) |
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脇ボツラックスL | ¥32,780(税込) |
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脇アラガンSS | ¥32,780(税込) |
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脇アラガンS | ¥43,780(税込) |
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脇アラガンM | ¥54,780(税込) |
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脇アラガンL | ¥65,780(税込) |
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Doctor このページの監修医について
脇谷 雄一朗 Yuichiro Wakiya
e clinic 大阪院 院長
経歴
略歴
- 大阪大学医学部医学科卒
- 武蔵野赤十字病院
-
大阪市立総合医療センター
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 -
和歌山県立医科大学附属病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 - 大阪市内個人美容皮膚科
- 大手美容外科
- eクリニック 大阪院 院長就任