鼻尖形成術

鼻先が細い女性

鼻先の形を整える手術のことを「鼻尖形成」と言います。すでに多くの美容外科クリニックなどで取り入れられている手術の一つですが、リスクや注意点も多く、しっかりと手術内容を確認してから受けることをおすすめしています。

About

鼻尖形成とは

考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
【執刀医】円戸 望

日本人の鼻尖は丸くて低いことが多くかわいらしい印象を与えますが、団子鼻にお悩みの人も多くいらっしゃいます。そのような人には「鼻尖形成」がおすすめです。

鼻尖形成では、鼻の先端の形や高さ・向きなどを細かく調整し、鼻を細くすっきりと見せる手術です。

具体的には、鼻先の大きさや高さを作る軟骨(鼻翼軟骨)を微調整していきます。プロテーゼで一気に皮膚を持ち上げることもないため、皮膚への負担が少なく、やわらかさと自然な仕上がりが特徴です。

もともと鼻が高い場合は鼻尖形成のみを単独で行う場合もありますが、多くの場合、プロテーゼを使用する隆鼻術と同時に行い、鼻全体をきれいに整えます。また、小鼻縮小術と併用することによって、鼻下部のバランスをとり、団子鼻やにんにく鼻を目立たなくすることができます。

その他、鼻尖をより下に向けてアップノーズを解消させたい人は、鼻中隔延長術との併用がおすすめです。

この症例動画は鼻尖形成と鼻中隔延長と軟骨移植を併用した症例です。

前からも横からも美しい鼻尖形成

鼻尖形成で鼻が小さくなった症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
【執刀医】円戸 望

当院では高さでごまかすのではなく、横から見ると高さはあるけど正面から見ると存在感がない美しい鼻を形成しています。
ただ単に鼻尖形成の手術を行うのではなく、つけっ鼻の様な鼻にならない様に細かい工夫をしています。

この症例では、鼻尖形成に鼻中隔延長術と軟骨移植を組み合わせて、正面から見た時に鼻の穴を目立たななくなるように手術を行いました。

Surgical Method

鼻尖形成の手術方法

鼻尖形成の手術をしているところ

日本人を含む東洋人は、西洋人に比べ、鼻尖が丸みを帯び、膨らんでいる傾向があります。この原因の一つに「鼻翼軟骨」が挙げられます。鼻尖形成ではさまざまな手術方法で、横に広がった鼻翼軟骨を中心部に集め、突き出すようにして縫い合わせていきます。

この手術では、鼻先の形を決めるのに大きく関わっている「大鼻翼軟骨」にアプローチし、鼻先を縮小します。手術方法はさまざまですが、大きく分けて下記の2つの方法があります。

  • オープン法
  • クローズ法

オープン法とクローズ法では切開する部分が異なります。

1.   オープン法

オープン法

左右の鼻の穴の間の鼻中隔を切開し、皮膚を引き上げて鼻尖を作る方法です。軟骨や軟部組織、脂肪などの状態を目で確認しながら手術を行えるため、精度が高く、細いデザインにも対応することができます。

しかし、オープン法は大々的な手術となることから、ダウンタイムは長くなる傾向にあります。加えて、手術後しばらくの間は傷跡が気になることもあります。

オープン法の1か月後の傷跡

オープン法の1か月後の傷跡

オープン法で行った鼻尖形成の1か月後の傷跡です。このように1ヶ月後でもほとんどわかりません。術後6か月かけてさらに目立たなくなっていきます。

2.   クローズ法

クローズ法

鼻の穴の内側を切開し、皮膚を引き上げて鼻尖を作る方法です。切開する部分は鼻の穴の内側となるため、傷跡が目立ちにくいといったメリットがあります。

しかし、オープン法に比べると手術中の目視確認できる部分が狭いため、効果範囲が自ずと狭くなってしまう可能性があります。

Surgical Method

鼻尖形成3D法

通常の鼻尖形成 と3D法

鼻尖形成術は、大鼻翼軟骨を糸で縫い上げますが、3D法は、大鼻翼軟骨をカットして支柱を立て、ダイナミックな変化をさせるため、上を向いたり高さが下がることなく、無理のない細い鼻先を作ることができます。

鼻翼軟骨は鼻の穴の形を維持している軟骨で、下から見た時にM字の形をしています。通常の鼻尖形成手術はこの鼻翼軟骨を糸で寄せて縫い上げますが、鼻尖形成3D法は、鼻翼軟骨をカットして鼻先の高さを出します。そして鼻翼軟骨の間に、耳軟骨などを移植して支柱(ストラット)にして、鼻先の高さを出します。

Step1.   鼻の下を切開

鼻の下を切開

オープン法の場合、鼻の下(鼻柱)と両側の鼻腔内を切開して鼻翼軟骨を露出します。

Step2.   軟部組織を除去

軟部組織を除去

鼻先が丸い原因となっている軟部組織や脂肪を除去します。また場合により、ポリビーク変形(鼻先のトップが上の方に位置してしまう状態)を防ぐために、鼻翼軟骨の頭側を切除します。

Step3.   大鼻翼軟骨をカット

鼻翼軟骨をカット

形を整えるために、両側の鼻翼軟骨の外側をカットします。そして鼻先が高くなるように鼻翼軟骨を中央に寄せます。

Step4.   支柱(ストラット)を作成

支柱を作る

両側の鼻翼軟骨の間に、耳軟骨などを移植して支柱(ストラット)を作ります。支柱は状態により鼻中隔に固定します。

Merit

鼻尖形成のメリット

鼻尖形成の1か月後の症例
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
【執刀医】円戸 望

鼻尖形成の主なメリットは、鼻のさまざまな悩みを解決できる点や感染リスクが少ない点が挙げられます。

また、他の鼻整形の術式と組み合わせやすい点が挙げられます。

この症例は鼻尖形成と同時に鼻中隔延長、軟骨移植、鼻背部軟骨移植、鷲鼻削りを行いました。

皮が厚く難しい鼻でも、鼻尖形成と他の鼻整形のあらゆる術式を用いれば、最大限にシュッとした鼻にすることができます。下に垂れ下がった鼻んの場合、老けた印象を与えてしまうのでトップの位置をこの症例のように少し上に向けると凛とした鼻にすることができます。

さまざまな悩みを解決できる

お客さまの鼻の状態や希望する仕上がりにあわせて複数の手術を併用するため、さまざまな悩みに対応できます。

軟骨移植を行う手術では、軟骨をどの部分に移植するかによって、鼻のラインをさまざまな形に仕上げられます。移植する軟骨の厚みや形を工夫することで、高さや形を調整することが可能です。

感染リスクが少ない

鼻先にプロテーゼなどを挿入して高さを出す場合、経過とともにプロテーゼが露出したり、膜が縮む可能性があります。

軟骨移植の場合は、自家組織であるため露出しにくく、長期的にみても感染リスクは少なくなります。お客さま自身の耳から採取した軟骨を挿入するため、アレルギー反応もありません。

Demerit

鼻尖形成のデメリット

鼻尖形成のデメリットを説明する女性

鼻尖形成のデメリットは、医師の技術力がない場合鼻先上部が盛り上がることがある・左右差が出たり鼻尖が曲がることがある点です。

鼻先上部が盛り上がることがある

鼻尖形成を行うと鼻先の皮膚が真ん中に寄るため、鼻尖の上部の皮膚に厚みがでることがあります。

 手術数ヵ月程度で落ち着くこともありますが、場合によっては鼻筋にヒアルロン酸等を注入して、高さを整えることもあります。

左右差が出たり鼻尖が曲がることがある

手術の際に挿入した軟骨の方向が曲がっていたり、手術のギプス固定期間に強い衝撃が加わることで、手術後の鼻先が曲がって見えることがあります。しかし、時間とともに落ち着いていくケースがほとんどです。

また、もともとの鼻に左右差がある方も多く、鼻先に高さを出すことで、左右差が強調されてしまうことがあります。できるだけそうならないためには、経験や知識が豊富なクリニックを選び、手術後のギプス固定期間は、鼻に衝撃を与えないように注意してください。

ただ、これらのデメリットは医師が正しい手技を行っても生じてしまう場合があります。その場合は修正手術をすることで対応することが可能です。そのため修正手術をしやすいように一度目の手術からしっかり行うドクターを選ぶことが重要です。

Recommend

こんな方におすすめ

鼻尖形成のお勧めの人を説明する看護師
  • 鼻先を高くしたい人
  • 団子鼻をすっきりさせたい人
  • 鼻の穴を縦長にしたい人
  • 鼻先を下に向けたい人
  • 鼻先を小さくスッキリさせたい人
  • 鼻先の丸さやダンゴ鼻を改善したい人
  • 鼻先に細さがほしい人
  • 鼻先に尖りを出したい人
  • 鼻のラインを変えたい人
  • にんにく鼻を解消したい人
  • スマートな鼻先にしたい人
  • 半永久的に高い鼻先を保ちたい人
  • 横から見ても整った鼻先にしたい人

Downtime & Cautions

ダウンタイムや注意事項

手術後のダウンタイム

ダウンタイムについては、個人差があります。手術後5日間程度は鼻用のギプスで固定を行いますが、日常生活ではマスクなどで隠せます。

腫れは1週間〜10日程度でほとんど気にならなくなります。シャワーは当日から可能ですが、手術部位を触ったり濡らしたりなど、刺激を与えることは控えてください。

また、手術後に違和感や鈍痛が残ることがありますが、ほとんどの場合ですぐに落ち着きます。まれに、手術後に内出血が出ることもあります。

手術後1〜2ヵ月程度は鼻先が硬くなりますが、3〜6ヵ月ほどかけて少しずつやわらかくなっていきます。

手術後のリスクや副作用

鼻整形のリスクは、鼻先が固くなる、手術後の後戻りなどいくつかありますが、大きなリスクとしては感染が挙げられます。

頻度は全体の0.5%と非常にまれではあるものの、感染を起こすと、移植した軟骨を除去しなくてはいけなくなることもあります。

また、感染後の皮膚の拘縮により、鼻がやや低く短くなる可能性があります。もし低くなってしまった場合は、手術後6〜12ヵ月後に再手術による修正が必要になります。

その他、鼻尖軟骨を縫合することで普段より鼻の中のスペースが小さくなり、慣れるまでは鼻が通りにくく感じる場合があります。最終的な仕上がりは手術後6ヵ月以降になりますので、しばらく経過をお待ちいただく必要があります。

手術後、まれに鼻尖の傷の中で出血が起こり、血が溜まることがあります。血が溜まりますと、鼻尖が紫色に腫れ上がります。血が溜まってそのままにしておくと、感染症や鼻尖が太くなる原因となりかねないため、早いうちにクリニックへご連絡ください。

副作用

だるさ・鼻、顔の熱感・頭痛・痒み・むくみなどを生じることがあります。

鼻尖形成や鼻中隔延長手術をしたことにより、鼻尖が固定され手術前のように動かなくなるため、違和感を感じることがあります。 特に笑った時に気になる場合がございます。

鼻中隔に軟骨を重ねるため、鼻中隔が厚くなり、鼻の中の空気が通るスペースが狭くなります。

そのため鼻づまりが 起こりやすくなります。特に手術後は鼻の中の粘膜が腫れるため、鼻の通りが一層狭くなります。

経過と共に鼻の中の粘膜の腫れがおさまると改善されてきます。

【ごく稀に起きることがある】

・手術を受けたことによる副作用 蕁麻疹・冷や汗・胸痛・アナフィラキシーショック・呼吸困難などを生じることがあります。

腫れ・痛み等

【出血】

手術から48時間程度は鼻から出血することがあります。

【腫れ】

約1~2週間程で腫れはひいていきます。

【内出血】

個人差はありますが、鼻周囲、頬、まれに眼窩周囲が紫色~黄色になります。約2週間程度で引いてきます。

【傷痕】

傷跡の赤みは数ヶ月かけて徐々に目立たなくなります。完全に消えることはありません。3~6ヶ月は傷跡が硬くなりますが、徐々に硬さは改善されます。

【鼻・耳の固定】

3日~1週間程度装着します。自らの判断で外すことはやめてください。

【仕上がり】

仕上がりまでは約3ヶ月~6か月かかります。固定抜去後は一時的にむくみが生じるため、『長すぎる、太すぎる、高すぎる』と感じることがあります。

注意事項

【手術当日】

当日は薬の影響や術後の痛みなどを考慮し、危険防止のためご自身の運転による車やバイクでの来院はおやめ下さい。また手術翌日までは運転をお控え下さい。

貴金属・貴重品は持参しないでください(アクセサリーは外してきてください)

麻酔を使用する際に爪から酸素濃度を測る機械を使用しますのでネイル類はすべて外してご来院下さい。

【服装】

鼻に触れずに脱げる服でご来院ください。鼻血が出る可能性がございます。汚れてもいい服装でお越しください。

★お手術5日前に鼻毛をワックス脱毛してきてください。

お手入れされていない方は術前に当院での処理が必要となり、別途ご料金が発生する場合がございます。

いします。

Summary

鼻尖形成は鼻の先を細く整える手術

大阪院院長まとめ

鼻尖形成は鼻の先端の形や高さ・向きなどを調節し、鼻先を細く整える手術です。

手術方法は複数あり、行う手術はクリニックによっても異なります。

鼻筋を通したい、団子鼻がコンプレックスだという人は、鼻尖形成術をぜひご検討ください。

Q&A

鼻尖形成のよくあるご質問

鼻尖形成とはどんな手術ですか?

鼻尖形成は、鼻先の形を整えて、鼻をシャープで引き締まった印象にする手術です。鼻尖形成を行うことで、鼻先の丸みが気になる場合や、鼻全体が低く見えてしまう場合にも、理想的な鼻の形を実現することができます。鼻尖形成には、鼻全体のバランスを整え、顔の印象を引き締める効果もあります。

鼻尖形成と鼻中隔延長の違いは何ですか?

鼻尖形成は、鼻先の形を整えてシャープにすることが目的であり、鼻の軟骨を削ったり、鼻先に軟骨を移植したりします。一方、鼻中隔延長は、鼻の中央部分(鼻の左右を分けている部分)を延長し、鼻先を高くする手術です。どちらの手術が適しているかは、希望する仕上がりや現在の鼻の状態によって異なりますので、医師とのカウンセリングを通じて、最適な施術(手術)を選択することが重要です。

鼻尖形成の効果はどのくらい持続しますか?

鼻尖形成の効果は基本的に半永久的です。鼻尖形成を行った鼻先は、時間が経過しても元に戻ることはほとんどありません。ただし、加齢や外部からの衝撃などによって形が変わることがあるため、長期間の効果を維持するためには、定期的なケアが重要となります。

鼻尖形成手術は痛いですか?

鼻尖形成手術は、麻酔を使用して行うため、手術中に痛みを感じることはありません。術後には軽い痛みや腫れが生じることがありますが、痛み止めを処方しますのでご安心下さい。eクリニックでは、痛みのない安全な手術を心がけておりますので、痛みが心配という方は、どうぞお気軽にeクリニックまでご相談下さい。

鼻尖形成手術のダウンタイムはどのくらいですか?

鼻尖形成手術のダウンタイムは、通常1週間から2週間程度です。術後には腫れや内出血が発生することがありますが、時間とともに軽減していきますのでご安心下さい。完全に鼻先が落ち着くまでには数週間かかることがありますので、スケジュールに余裕をもって手術をお受けいただきますようお願いいたします。

鼻尖形成はどんな方におすすめですか?

鼻尖形成は、鼻先が丸い、または鼻先が下を向いているのを改善したい方、鼻をシャープで引き締まった印象にしたいという方におすすめです。また、鼻全体のバランスを整えて顔の印象を変化させたいという方にも適しています。理想の鼻の形を実現するために、鼻尖形成は非常におすすめな手術のひとつです。

After Surgery

術後の注意事項と過ごし方

日常経過表当日翌日3日目1週間目1ヶ月目
鼻の綿球72時間絶対着用経過によって装着か抜去抜去
鼻の固定1週間目まで必ず固定固定を外します
シャワー3日目まで不可3日目以降
5分以内なら可能
固定抜去後24時間後から可
洗顔・お化粧不可1週間目まで不可固定抜去後 24時間後から可
シャンプー不可ドライシャンプー
美容院可
固定抜去後 24時間後から可
入浴1ヶ月不可
メガネ不可

Price

料金表

鼻尖形成オープン法キャンペーン価格 ¥154,000(税込)
モニター価格 ¥108,680(税込)
鼻尖形成クローズ法キャンペーン価格 ¥231,000(税込)
モニター価格 ¥164,780(税込)
鼻尖形成3D法キャンペーン価格 ¥231,000(税込)
モニター価格 ¥164,780(税込)
鼻尖部軟骨移植または軟骨膜移植キャンペーン価格 ¥209,000(税込)
モニター価格 ¥164,780(税込)

Doctor このページの監修医について

円戸統括院長のプロフィール画像

円戸 望 Nozomi Endo

e clinic 統括院長

経歴

略歴

  • 富山大学医学部医学科卒
  • 高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
  • Fort Wayne Parkview 病院
  • 厚生連高岡病院
  • 金沢医科大学付属病院
  • 湘南美容クリニック新宿本院
  • 湘南美容クリニック新宿南口院
  • 湘南美容クリニック新潟院 院長就任
  • 湘南美容クリニック金沢院 院長就任
  • 2020年eクリニック金沢院開院
  • 大手美容クリニック修正手術技術指導医
  • 2021年eスキンクリニック開院
  • 2022年富山院開院
  • 2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
  • 2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

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