ボリューマXC

ボリューマの製剤

シワやたるみの改善、リフトアップに効果的な「ヒアルロン酸注入」。老け顔を目立たなくし、ふっくら若々しい表情を演出できる人気の美容施術です。

注射だけで気軽にできるヒアルロン酸注入ですが、ヒアルロン酸は体に吸収されてしまうため時間が経つと元に戻ってしまうのがデメリットでした。今回ご紹介する「ボリューマ」はそんな従来のヒアルロン酸のデメリットをカバーし、高い持続力を持つ製剤です。

About

高持続なヒアルロン酸「ボリューマ」とは

ボリューマの製品

ボリューマはヒアルロン酸注入に使用される製剤のひとつです。アラガン社のジュビダームビスタシリーズから出ているもので正式名称は「ジュビダームビスタ ボリューマXC」です。

ヒアルロン酸製剤は種類ごとに異なる性質があります。ボリューマの主な特徴は以下の通りです。

  • 高い持続性
  • 厚生労働省の認可を受けている
  • 自然な仕上がり

高い持続性

ボリューマの最大の特徴といえるのが持続力です。ヒアルロン酸は体内に吸収される性質があり、施術直後のハリやボリュームは徐々に落ちて元に戻っていきます。一般的なヒアルロン酸製剤が6〜18ヶ月ほどの効果持続期間ですが、ボリューマは24ヶ月で67.1%のボリューム効果を維持できます。これは他の製剤と比べると3~4倍の持続力となります。

ボリューマのこのような高い持続性は、「バイロクス」という新しい技術によって実現されています。「バイロクス」は分子の大きさが違うヒアルロン酸を連結させ、密度の強いヒアルロン酸を作り分解されにくくする技術で、これにより体への吸収を遅めています。

また、ヒアルロン酸は体内に吸収されるタイミングにあわせて追加で注入することでその効果を持続させることができますが、ボリューマは追加注入後の減少率がさらに下がることが証明されています。個人差はありますが、初回の持続期間は約2年、再注入の持続期間は2~5年ほどとなります。

厚生労働省の認可を受けている

ボリューマを含むアラガン社のジュビダームビスタシリーズのヒアルロン酸製剤はシワとみぞの治療で厚生労働省から認可を受けています。高い持続性があり、吸収されにくいと聞くと少し不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、有効性と安全性が認められた高品質な製剤であり安心して利用することができます。

ちなみにボリューマは日本以外にも、世界中で使用されるシェアの高いヒアルロン酸製剤です。アメリカやヨーロッパなどでもその効果と品質が認められています。

自然な仕上がり

ボリューマはやや硬めのヒアルロン酸製剤ですが、不自然にならずナチュラルな仕上がりを実現できるのも大きな魅力です。

上記で紹介した「バイクロス」という技術でヒアルロン酸の水分吸収を抑えることで、過剰な膨らみを防止します。水分による形の崩れも起こりにくく、理想のボリューム感とハリを表現できます。

形のキープ力が高いのもボリューマの特性のひとつ。ゲルが分離したり平たくなったりせずに一定の厚みと立体感を保つことができます。外からの圧力や重力に強いため、施術してすぐの場所にしっかりとどまり、きれいな形を持続してくれます。

また、ボリューマは吸収されにくさと体内組織との馴染みやすさを両立させた製剤です。肌表面で不自然に固まってしまうことなく表情に合わせて馴染んでいくので、笑顔がひきつったり、顔がこわばったりなどのリスクも少ないです。持続性の高さと自然な仕上がりを両方実現できるのが大きな魅力となっています。

About

ボリューマの適用部位

ボリューマの適応範囲

ボリューマは以下のような部位に注入することができます。

  • こめかみ
  • 鼻筋
  • ほうれい線
  • フェイスライン

ボリューマは他のヒアルロン酸製剤と比べるとやや硬めの質感で、内側からしっかりとしたハリと弾力を出すことができます。顔のシワ改善やリフトアップに向いています。

また、頬やフェイスラインに注入することで輪郭を整えることもできます。頬がこけてげっそりと見える方、丸みのあるやわらかな輪郭にしたい方にもボリューマはおすすめです。

反対にボリューマがおすすめできないのは、目元、眉、口元など皮膚が薄くデリケートな部位です。最近は涙袋の形成にヒアルロン酸注入を利用される方が多いですが、ボリューマで作ってしまうとぷるんとした質感が出しにくくなります。

ボリューマはしっかりボリュームが出る製剤なので、形をはっきり維持させたい部位、柔らかさよりも弾力を重視したい部位への注入がおすすめです。

Flow

ボリューマの施術の流れ

ボリューマの施術の流れを説明する看護師

ボリューマによるヒアルロン酸注入は以下のような流れで行います。

1.カウンセリング
2.麻酔
3.ボリューマ注入
4.安静にして冷やす
5.帰宅

注入箇所は顔のバランスを見ながら医師と相談して決めていきます。ヒアルロン酸注入は量によって価格が変わるので、予算もカウンセリングで伝えておきましょう。

カウンセリングから施術までは当日中に行うことができ、施術自体は10分ほどで完了。施術準備、施術後に冷やす時間を入れても30分から1時間ほどの所要時間となります。

ボリューマは硬さのある製剤ですが同時になめらかさもあるので極細の注射針でも注入が可能です。注射の痛みも他の製剤と同じようにほとんどありません。ただ、痛みに弱い、注射に恐怖心があるという方は麻酔クリームや麻酔テープで局所的に痛みを感じなくさせることもできます。麻酔は可能かどうかはクリニックによって異なるので気になる方は事前に確認しておくと良いでしょう。

また、ボリューマをはじめとするヒアルロン酸製剤はヒアルロニダーゼという薬剤を用いることで溶かすことができます。万が一仕上がりに満足できなかった場合はこの薬剤を注入することで元に戻すことができます。

ダウンタイムはある?

ボリューマによるヒアルロン酸注入は当日帰宅ができ、入院の必要はありません。当日からメイクは可能ですが患部をこするなど強い刺激は与えないように気をつけましょう。

施術後痛みなどはありませんが、ヒアルロン酸が馴染むまで違和感を感じることがあります。この違和感は時間とともに消失し、痛みなどは伴いません。

ただ、稀に注入部位に内出血が起こることがあります。内出血も数日経てば徐々に引いていきますが、腫れや痛みが強い場合、長く続く場合は担当の医師に診てもらいましょう。

Recommend

ボリューマはこんな方におすすめ!

並べられたボリューマの製品

ボリューマによるヒアルロン酸注入は以下のような方に特におすすめです。

  • 一度の注入で長い効果を得たい
  • リフトアップをしたい
  • 深いシワを改善したい
  • フェイスラインをふっくらと見せたい
  • 顔に立体感を出したい
  • 輪郭を整えたい

ボリューマの最大の特徴は上記で解説した通り、高い持続力です。平均で2年以上の効果が持続し、再注入後の持続力はさらに高くなるため、頻繁にクリニック通うのが負担な方におすすめです。

また、ボリューマはしっかり内側からのハリと弾力が出るため、浅く薄いシワよりも深く濃いシワの改善に向いている製剤です。外圧からも強くリフトアップなど形状をキープさせたい部位に注入するのにも向いていますよ。

ヒアルロン酸注入は他にもさまざまな製剤があります。製剤ごとに向いている部位や仕上がりが異なるので、気になる方はまずカウンセリングにて詳しく聞いてみましょう。

Price

料金表

ジュビダームビスタ®︎ボリューマ 1cc¥54,780(税込)

Doctor このページの監修医について

脇谷 雄一朗の宣材写真

脇谷 雄一朗 Yuichiro Wakiya

e clinic 大阪院 院長

経歴

略歴

  • 大阪大学医学部医学科卒
  • 武蔵野赤十字病院
  • 大阪市立総合医療センター
    耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 和歌山県立医科大学附属病院
    耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 大阪市内個人美容皮膚科
  • 大手美容外科
  • eクリニック 大阪院 院長就任

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