陰核包茎
About
陰核包茎術とは?
陰核はクリトリスとも呼ばれ、この部分を覆うように存在しているのが包皮という皮膚です。
包皮は、本来であれば陰核を保護する大切な役割を担っていますが、皮膚がたるんでくると陰核全体に覆いかぶさり、陰核が露出しない状態になります。
陰核とは、小陰唇の上部に存在する突起した部分をいい、男性の亀頭部分に当たります。
また、性的興奮を覚えた際には男性のペニスと同様に勃起しますが、包皮の量が多い場合では、陰核が勃起しても外部に露出することがありません。
この状態は陰核包茎と呼ばれ、陰核が包皮にすっかり覆われていることで、性交時の感度が鈍る可能性が高くなるのです。
そして、余分な包皮を取り除いて、陰核を外部に露出される治療を、陰核包茎術と呼びます。
なお、陰核包茎にはレベルがあり、指で包皮を下げることで陰核が露出する場合や、指で包皮を下げても陰核がまったく露出しないなど、個人差があります。
そして、前者の状態は仮性陰核包茎、後者は真正陰核包茎というくくりになります。
つまり、男性のペニスでいう仮性包茎と真正包茎と同様の扱いになるということなのです。
また、陰核包茎は生まれつきの体質で起こることが多いとされていますが、年齢とともに状態が悪化することがあります。
というのは、陰核を覆う包皮は小陰唇とつながっている皮膚であるため、加齢で小陰唇にたるみが生じてくると、それに伴い、包皮も影響を受けると考えられるからです。
そして、特に真正陰核包茎の場合では、陰核と包皮の間に皮脂や角質などによって形成された垢が溜まりやすく、デリケートゾーン特有の臭いが強く出るといったトラブルが起こりやすいのです。
また、垢が溜まり続けることで炎症が起こると、陰核そのものの健康が損なわれるリスクが高まるため、包皮を取り除く陰核包茎術を受ける必要性が高まります。
包皮が覆いかぶさっているだけでトラブルが起こりやすくなるなら、不要な包皮を取り除いておきたいと考えますよね?
とはいえ、陰核包茎術にはメリットもデメリットもありますので、まずはこれらをしっかりと押さえた上で、治療を検討する必要があるでしょう。
メリット
陰核包茎術を受けるメリット、それは、陰核を清潔な状態に保てるようになるため、臭いやかゆみ、炎症の悩みから解放されるという点にあります。
また、勃起時に陰核が露出することで、性交時の感度アップを見込めるというメリットもあるのです。
たとえば、シャワーやお風呂でデリケートゾーンをしっかりと洗ったのに、なぜか臭いが消えない、かゆみが治まらないということはないでしょうか。
もしもこれらに該当するなら、陰核包茎によって不快な症状が引き起こされていると考えられるのです。
また、パートナーとのコミュニケーションに必要不可欠なのが性交ですが、性交そのものが楽しくなく、むしろ苦痛、感度が鈍いなどの自覚がある場合も、陰核包茎によってそれらが引き起こさせていると考えるのが妥当でしょう。
ここで、手術と聞くと、「跡が残るのでは?」「失敗するのでは?」と心配になる方がいるかもしれません。
確かに、陰核包茎はデリケートな手術であるため、治療終了直後には傷跡が目立ちますし、しばらくの間は腫れや内出血が見られます。
しかし、腫れや内出血が引いて数カ月が経過すれば、手術痕はほとんど目立たない状態に回復します。
そして心配なのが治療の失敗ですが、あらかじめデザインを決めて治療を行えば、失敗するリスクもほぼありません。
さらに、陰核包茎術には入院の必要がなく、日帰りで受けられるというメリットもあります。
デメリット
陰核包茎術はメリットが多い治療ではありますが、その反面、デメリットもあります。
まず、陰核包茎手術には左右差が生じる可能性があるというデメリットがあります。
包皮はもともと左右差がありますが、取り除く皮膚に左右が生じると、さらに左右差が大きくなったと感じる可能性があるのです。
また、切除する包皮の量が多すぎた場合では、治療後の陰核が常時露出している状態になって、下着や衣類の締め付けや擦れによって痛みが生じる可能性があるというデメリットもあるのです。
これらは、陰核包茎術のデメリットであり失敗例ですが、信頼と実績がある美容外科を選べば、回避することが可能です。
陰核包茎手術は、一度手術を受けると元に戻せなくなる可能性がある治療ですので、治療をご希望なら、できる限り信頼と実績がある美容外科を選んで受ける必要があるでしょう。
Recommend
陰核(クリトリス)包茎術はこんな方におすすめです
陰核包茎手術は以下の方におすすめです。
- 陰核の内部がかゆい、炎症を起こしている
- デリケートゾーンの臭いを解消したい
- 性交時の感度アップを狙いたい
- 小陰唇縮小術、副皮除去、陰核包茎術をまとめて受けてデザインを整えたい
仮性陰核包茎ならまだしも、真正陰核包茎の場合では、陰核と包皮の間に垢や分泌物が溜まりやすく、不衛生になりやすい状態です。
そしてその結果、陰核の内部にかゆみや炎症が生じたり、嫌な臭いが発生したりすることになるのです。
また、陰核がすっかり包皮に覆われていると、外部の刺激が陰核に伝わりにくくなるため、不感症になってしまうこともあるのです。
しかし、それによって性交自体が嫌いになってしまったら、パートナーとの関係が崩れてしまう可能性も否めません。
そしてそうならないためには、陰核包茎術を受けて、陰核が露出しやすい状態に改善しておくのがいちばんの方法です。
なお、陰核包茎術は小陰唇縮小術と副皮切除を同時に受けることで、よりデザインが整った美しいデリケートゾーンを目指せます。
この点については医師と相談して決定することができますので、カウンセリング時に医師の見解を確認しておくと良いでしょう。
Cautions
陰核包茎術の注意点
陰核包茎術を受ける際には、以下の点に注意しましょう。
信頼と実績がある美容外科を選ぶ
陰核包茎術は、細かい部分の皮膚を慎重に切除する必要がある治療のため、信頼と実績がある美容外科を選んで受ける必要があります。
たとえば、症例数が少なく、熟練した医師が在籍していない美容外科の場合では、医師の経験不足によってアンバランスな仕上がりになる可能性が否めません。
一方、症例数が多く熟練した医師が在籍している美容外科では、全体のバランスをよく考えた上で治療を行うため、切除する皮膚が少なすぎたり多すぎたりすることがなく、美しいデザインに整えることが可能です。
ダウンタイムについて
陰核包茎術は手術で皮膚を取り除く治療であるため、ダウンタイムがあります。
陰核包茎術の所要時間はおよそ20分~40分程度で、治療当日~3日後までは、縫合部分から軽い出血が見られることがあります。
また、治療後には痛み止めが処方されますので、医師の指示に従って服用すれば、痛みはほとんど気になりません。
なお、治療直後から7日目まではナプキンとガードルで圧迫固定しますが、抜糸後にはこれらが外れて解放感を得られます。
それでは、ダウンタイム期間中の注意点についてご紹介しましょう。
入浴
陰核包茎術当日~3日目まではシャワー、入浴ともに行えません。
そして3日後からはシャワーを使用できますが、その際には熱いお湯や強い水流を避けましょう。
熱いお湯は血流を促すため出血の原因になりますし、強い水流は患部に刺激を与えるため、傷口が開く原因になることがあります。
そしてそれを避けるためには、ややぬるいと感じる温度のお湯で、優しく洗い流すことが大切です。
なお、入浴は1週間後から可能になりますが、熱いお湯には浸からず、短時間で済ませるよう注意しましょう。
トイレ
治療後のトイレは通常通り行って問題はありません。
ただし、患部に排泄物が付着した状態で長時間過ごしていると、衛生上あまりよろしくないため、トイレ後にはウエットティッシュで優しく汚れを拭き取っておきましょう。
その際には、患部を擦らないように注意してください。
性交
性交は治療後1か月間行えません。
それは、治療後1カ月が経過しても、まだ傷口が完全に塞がっているとは限らず、性交による刺激で傷口に悪影響が及ぶリスクがあるからです。
治療後1カ月間は仕上がりを決める大切な時期ですので、無理な性交は避けるよう注意しましょう。
自転車やバイクの運転
自転車やバイクの運転は、患部に直接刺激を与えるため、治療当日から1カ月が経過するまでは運転しないように注意しましょう。
この期間中に間違って運転をしてしまうと、患部に痛みが走る可能性があるだけでなく、仕上がりに悪影響が及ぶ可能性もあります。
普段から自転車やバイクを運転している方も、治療後1か月間は油断をせず、これらの運転を避けて安静に過ごしましょう。
また、スポーツも患部に刺激を与える可能性があるため、治療後1か月間は控えることが大切です。
Downtime & Cautions
ダウンタイムや注意事項
副作用
だるさ・熱感・痒み・浮腫・発熱などを生じることがあります。
○糸が露出する *糸が露出している場合はクリニックで除去しますのでご来院ください。
○傷が開く *稀に縫合創が開くことがあります。
性交は1か月程度(7days法の場合は1週間程度)お控え下さい。
*万一開いた場合は早めの処置が必要です。
【ごく稀に起きることがある】
冷や汗・胸痛・アナフィラキシーショック・呼吸困難・頭痛・蕁麻疹・などを生じることがあります。
皮膚の硬化、血腫、傷痕、感染(化膿)など
腫れ・痛み等
施術後、感度が一時的に上がりすぎたり、下がることがあります。
腫れ 施術後およそ1週間で大きな腫れは引き、徐々に浮腫がなくなっていきます。完成は約6ヶ月です。
内出血 1週間で消失していきます。
傷跡 術後1~2か月は赤みが分かることがありますが、徐々に目立たなくなっていきます。
違和感 手術による炎症のためはじめは硬く、つっぱった感じが気になることがありますが経過とともに気にならなくなってきます。
また、傷が治る過程でかゆみを生じることがありますが、徐々に軽快します。
注意事項
Vライン下部~Iライン(手術部位周辺)の毛を剃ってください。
ガーゼとガードルを着用し、回復室で座りながら30分間陰部の圧迫をします。
その後、止血の状況を医師が確認し問題なければご帰宅します。
性交渉は1カ月後より可能です。
術後の過ごし方
ガードル・ナプキンは術後7日目まで着用し圧迫します。
7日目 患部の状態の診察と抜糸をします。
※術式によっては抜糸はありません。
Q&A
陰核包茎のよくあるご質問
術後、性行為はどのくらいあけるほうがいいですか?
性行為は陰核に刺激を与えますので、術後3週間から3か月程度は避けていただいています。軽度な接触の場合には問題ない可能性もありますが、手術部位の状態には個人差があり、少しの刺激でも出血するリスクもあります。また、性行為自体が血行を促すため、傷口から出血するリスクがあったり、傷口から細菌が侵入し、感染症を起こすリスクもあります。傷の治りには個人差が大きいため、詳しくは医師にご相談下さい。
陰核包茎の傷跡はばれますか?
陰核包茎の手術は、傷跡がバレる心配はありません。デリケートゾーンは基本的に傷の治りが早く、比較的傷跡が残りにくい部分です。また、傷跡が目立ちにくい縫合方法を行うため、切開術による傷の残りや縫合跡を心配しなくても大丈夫です。性行為中にパートナーにバレてしまうという心配もありませんので、どうぞご安心下さい。
陰核包茎の手術後、仕事はどのくらい休むほうがいいですか?
仕事内容によっても異なりますが、基本的に、手術後2〜3日程度は休んでいただくことをおすすめしております。とはいえ、身体に大きな負担をかけるような手術ではありませんので、デリケートゾーンに負担をかけない仕事であれば、翌日からでも復帰可能です。手術部位は怪我をしている状態と同じですので、安静に過ごしていただくことで、回復の経過は早くなります。
手術当日に生理になってもできますか?
手術当日に生理になってしまった場合は、手術スケジュールの調整をお願いしております。生理中はデリケートな状態になっているため、感染症を引き起こすリスクもあります。また、月経による出血なのか、術後のトラブルによる出血なのかの判断ができないこともあり、生理中の手術は控えておく方が安心です。
陰核包茎手術は、妊娠や出産に影響を与えますか?
陰核包茎そのものが妊娠や出産に影響することはありません。しかし、妊娠中に手術はできないため、ご注意下さい。妊娠中は母体に負担をかけないようにすることが重要です。妊娠中の方は、出産後、落ち着いてから手術をお受けいただくようお願いいたします。
陰核包茎手術の痛みが心配です。どのくらい痛いですか?
手術中は麻酔をかけるため、痛みを感じることはありません。eクリニックでは、様々な種類の麻酔を取り扱っておりますので、お客様に合った方法をご提案させていただくことが可能です。痛みがご不安という方は、どうぞお気軽にカウンセリング時にご相談ください。
Price
料金表
婦人科形成 陰核包茎外縫い | キャンペーン価格 88,000円(税込) |
---|---|
モニター価格 76,780(税込) |
婦人科形成 陰核包茎中縫い | キャンペーン価格 154,000円(税込) |
---|---|
モニター価格 109,780円(税込) |
Doctor このページの監修医について
脇谷 雄一朗 Yuichiro Wakiya
e clinic 大阪院 院長
経歴
略歴
- 大阪大学医学部医学科卒
- 武蔵野赤十字病院
-
大阪市立総合医療センター
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 -
和歌山県立医科大学附属病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 - 大阪市内個人美容皮膚科
- 大手美容外科
- eクリニック 大阪院 院長就任