テスリフトの素材は?医師が徹底解説!

テスリフトをしている女性のイメージ
糸リフトの症例写真
リスク・副作用:むくみ・内出血・熱感・違和感・だるさなどを生じることがあります

テス(TESS)リフトはスレッドリフトの一種であり、従来の糸と比較しても高い効果が期待できることから次世代のスレッドとして注目されています。
糸リフトはエイジングケアとしてたるみやほうれい線など老け顔の原因となるお悩みを改善するものだと知っている方はたくさんいると思います。
しかし、テスリフトにはどんな素材が使用されていて、ほかの糸リフトと特徴や効果がどのように違うのかについては、よく知らないという方が多いのではないでしょうか。
実際に施術を受けるのであれば、テスリフトに関する知識を持っておくのに越したことはありません。
この記事では、テスリフトに使われているPDO(ポリジオキサノン)素材の効果や魅力をお伝えしていきます。気になる方は最後までご覧ください。

テスリフトの素材はPDO(ポリジオキサノン)

テスリフトのパッケージ

テスリフトに使用されているPDO(ポリジオキサノン)と言う素材は、外科手術などの医療でも使用されている安全性の高い素材です。
バーブと言われるトゲのついた糸の周りに3Dメッシュが覆っている形状の糸を用いているため、トゲと皮下組織が絡みついてしっかりと密着してくれます。
従来のスレッドリフトより強度が高くなっているため、皮下でコグ部分が裂けるバナナピール現象が起こりにくいです。

溶けるタイプの糸なので半年から1年ほどで体内に吸収されていきますが、吸収された後もコラーゲンが残り、美肌効果が長く持続できる点も特徴。
体内で溶けると聞いて心配になる方のためにお伝えすると、PDOの素材は人体に悪い影響は及ぼさないので安心して使用することができます。
医療の現場でも使用されているほどの安全性の高さも、テスリフトの魅力のひとつです。

さらに、PDO素材は脂肪を萎縮させる効果もあり、周辺の脂肪を燃焼してくれます。頬まわりの脂肪を気にされている方や、今よりもっと小顔を目指したいという方にも最適です。
さらに、PDO素材は脂肪を萎縮させる効果もあり、周辺の脂肪を燃焼してくれます。頬まわりの脂肪を気にされている方や、今よりもっと小顔を目指したいという方にも最適です。
しかし、脂肪の多さにより使用する糸の数が変わってくる点には注意しましょう。脂肪の量によっては効果が実感できない可能性もあるため、カウンセリングのタイミングで医師と相談することをおすすめします。

糸リフト

そもそも、テスリフトとは

リスク・副作用:むくみ・内出血・熱感・違和感・だるさなどを生じることがあります

テスリフトは糸リフトの一種。切開手術をすることなく、顔に針と特殊な糸を挿入することで老け顔の原因となる頬のたるみやほうれい線など目立たなくすることができます。
従来の糸より引き上げる力が強く、糸の本数が少なくても高いリフティング効果が実感できます。

韓国で開発された次世代のスレッドリフト

テスリフトは、韓国のZISHEL社で開発され、韓国の厚生労働省MFDS(食品医療安全処)の認可も得ているスレッドリフトです。非常に安全性が高く、日本や韓国だけでなく世界中で使用されています。
メスをいれるという大がかりな手術をする必要がないため、腫れや内出血が激しく出ることもありません。ダウンタイムの症状が少なく期間も短いことから、気軽な気持ちで施術を受けることができます。もちろん、症状がまったくないわけではありませんが、比較的軽い症状で内出血や赤みもメイクで隠せるほどであるケースがほとんどです。

効果の持続期間は2~3年

テスリフトは、施術直後から引き上げ効果を実感することができます。多少の個人差はありますが、持続効果は2~3年程度が一般的です。
埋め込んだ糸自体は体内で半年~1年くらいかけて皮膚組織に溶け込みますが、溶けた後も新しいコラーゲンやエラスチンの生成を促す点が特徴。そのため、リフトアップの効果だけでなく美肌効果に関しても1~2年くらいは感じられる場合が多いです。

従来の糸リフトの持続期間は半年~1年半くらいなので、テスリフトの持続期間は比較的長めであることが分かります。
施術を受けてから年月が経って効果が薄れてきたと感じた際には、糸を再挿入することで効果を継続させることが可能です。

仕上がりはナチュラル

糸リフトの症例写真
リスク・副作用:むくみ・内出血・熱感・違和感・だるさなどを生じることがあります

テスリフトは引き上げる力が強いという特徴を持っていますが、頬全体が引きあがるため仕上がり自体はナチュラルになります。しかし、お悩みの程度や挿入する糸の本数によっては不自然な仕上がりになることもあるので、一人一人に合った丁寧なカウンセリングをしてくれるクリニック・医師に施術を任せるようにしましょう。

また、こめかみから極細の糸を挿入していくため傷跡はほとんどなく、針を刺した部分の傷も時間の経過とともにふさがっていきます。万が一針の跡が残っても、小さな点の跡なので目立つことはありません。
そのため、周囲に美容整形したと気づかれるリスクも少ないと言えるでしょう。低リスクでなく実にたるみ、しわ、ほうれい線などの肌悩みを改善できるのが魅力です。

糸リフト

テスリフトの効果

テスリフトの説明バナー

テスリフトでは、メインとなるリフトアップ効果以外にも、小顔効果や美肌効果といった副次的な効果が期待できることが分かっています。
ここからは、3つの効果についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

1.リフトアップ効果

糸リフトをする上でのメインの効果はリフトアップです。年齢とともに気になってくるたるみ、しわ、ほうれい線の改善が期待できます。
糸を挿入してたるんだ皮膚を物理的に引き上げるので、フェイスラインがすっきりし、若々しさを取り戻すことができるのです。糸リフトを検討している方の多くがこの効果を期待しているのではないでしょうか。
リフトアップの効果は即効性があり、施術当日から皮膚が引き上がっているのを実感することができます。

2.小顔効果

テスリフトに使われているPDO素材には脂肪を萎縮させる効果があり、頬まわりのもたついた脂肪を燃焼することで小顔効果も期待できます。
ただし、脂肪が多い方の場合、その分引き上げる力が必要になってきます。メインの効果である引き上げ効果をしっかりと実感したいのであれば、医師と入念なカウンセリングをおこない、挿入する糸の本数を決定するようにしてください。

3.美肌効果

糸リフト全般に言えることですが、皮下に糸を通すことでコラーゲンやエラスチンの生成が促され、潤いやハリのある肌へと導いてくれる効果が期待できます。 
3Dメッシュの特殊な形状をしているテスリフトは、皮下組織に触れる面積が多いのが特徴です。そのため、糸が解けてからも美肌効果が長く維持されます。
また、PDOは自然由来の素材なので、アレルギー反応や組織反応が起こりにくいです。糸リフトを挿入したことによる肌トラブルも起こりにくいと言えるでしょう。

糸リフト

糸リフトに使われている他の素材は?

糸リフトに使われている糸にはいくつかの種類があり、使用する糸により特徴や効果、持続時間が異なります。自分の年齢や肌にあった素材を使用することが重要です。
ここからは、テスリフトと合わせて近年のスレッドリフトに用いられることの多いPCL(ポリカプロラクトン)とPLA(ポリ乳酸)についてご紹介します。PDO素材との比較についても合わせて見ていきましょう。

PCL

PCLはPDOと同じく溶ける糸であり、柔軟性に優れているのが特徴です。そのため、目元や口元などの動きが多くある部位に使用されることが多いです。引き上げる力も強いのでしわやたるみにも効果が期待できます。
また、PCLは吸収スピードが遅いのが特徴で、完全に溶けてなくなるまでの間はリフトアップ効果が持続します。ボブリフトに使用されている素材です。

PLA

PLA(ポリ乳酸)素材は、硬さがあり引き上げる力が強い点が特徴です。そのため、大きなしわやたるみに悩みがある方におすすめ。糸が太く強度のしっかりしているミントリフトに使用されています。
ただし、柔軟性がない分、技術の無い医師に施術を任せるとひきつりなどのリスクが高まりやすい素材でもあります。糸リフトの施術経験や症例数が豊富な医師に施術を任せるようにしましょう。吸収スピードははやいため、効果の持続期間は短めです。

糸リフト

テスリフトと他の糸リフトとの違い

糸リフトで用いられる糸にはさまざまな種類があり、求める効果や特徴により使用する糸の種類も異なります。テスリフトとはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、ボブリフトとミントリフトの2つを詳しく見ていきましょう。

ボブ(VOV)リフト

ボブリフトは、テスリフトと同じく韓国製のスレッドリフトです。
柔軟性に優れているという性質を持っているため、表情に合わせて自然に馴染むのが特徴。仕上がりもナチュラルで不自然さがありません。トゲの先端が丸みを帯びた形状をしていることから、痛みが少ないスレッドリフトです。
また、先述したとおり、ボブリフトにはPCL素材が使用されています。素材の特性上吸収スピードが遅く、ゆっくりと時間をかけて体内に吸収されるため、持続期間は24ヶ月以上と長めです。

ミントリフト

ミントリフトは、テスリフトと同じくPDO素材を使用したスレッドリフトです。糸自体がテスリフトよりも太く強度があるため、引き上げる力が非常にパワフル。さらに、接着式で作られた頑丈なトゲを持っていることで、より強い力でのリフティングが可能となっています。深いしわや深刻なたるみにお悩みの方におすすめです。
約2年かけてゆっくりと糸が吸収される点も特徴。糸が残っている間はリフティング効果が持続します。

糸リフト

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eクリニック大阪の外観

今回はテスリフトの素材に使用されているPDO素材について詳しく解説しましたが、いかがでしたでしょうか。一言で糸リフトといっても同じ糸ではなく、素材や形状に違いがあるということがお分かりいただけたかと思います。
PDOは、医療現場でも使用している特殊な素材であり、非常に安全性が高いのが特徴です。PDO素材を使用しているテスリフトは、リフトアップ効果以外に小顔効果・美肌効果といった二次的な効果も期待できます。
どの糸が自分に適しているのか検討する上で、少しでも参考になれば幸いです。

糸リフト