テスリフトは効果なし?原因を美容外科医が解説!

テスリフトの手術がお勧めの年代の女性のイメージ
テスリフトのバナー

テスリフトは、トゲのついた特殊な糸を使用し、リフトアップ力と持続力がより強化された韓国発のスレッドリフトです。少ない本数で高い効果が得られると近年話題になっています。
しかし、口コミやSNSの書き込みなどを見てみると、「効果がなかった」という意見もちらほら見受けられますよね。実際にはどうなのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、テスリフトの効果があるのかないのか、効果を感じない原因としてどのようなこと考えられるかなどを詳しく解説していきます。
また、記事の後半ではメスを使用するリフトアップ術である切開リフトと使用する糸の違いも説明しているので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。

糸リフト

テスリフトは効果なし?

テスリフトの説明バナー

テスリフトとは、韓国製のスレッドリフトの一種です。メスを用いて皮膚を切ることなく顔のたるみやしわなどを改善することができます。
テスリフトの糸は、「バーブ」と呼ばれるトゲのついた糸の周りを網目状の3Dメッシュで覆った特殊な形状をしています。
テスリフトを挿入した際にトゲが組織をしっかりとつかみ、さらに周辺組織が3Dメッシュに絡み合って一体化することで、ほかの糸に比べ強力なリフトアップの効果を長期間持続させることが可能です。挿入した糸自体は約1年で溶けていきますが、リフトアップの効果は2~3年続きます。
リフティング力もパワフルでほかの糸に比べ強力なため、数ある糸リフトの中でも効果を実感しやすい方だと言えるでしょう。
そのため、テスリフトで思ったような効果が得られなかったという場合は糸以外に原因があるかもしれません。
以下で詳しくご紹介していきます。

糸リフト

テスリフトで効果がないと感じる原因

テスリフトのパッケージ

たるみや小顔、美肌に高い効果を実感手に入れることが可能なテスリフトですが、実際に効果があまり期待できないケースがあります。せっかく美容医療で理想の自分になりたいと勇気を出したのに、効果が感じられないと悲しいですよね。
施術後に後悔しないためにも、事前に失敗しやすいケースを知っておくことをおすすめします。ここでは、テスリフトの効果がないと感じる原因4項目を詳しく解説します。

1.皮下脂肪が多すぎるまたは少なすぎる

皮下脂肪が多すぎるまたは少なすぎる場合、テスリフトに限らず糸リフト全般で効果を得にくいです。
まずは皮下脂肪が多すぎる場合。脂肪ごと引き上げるのに力が必要なため、一般的な本数(片側2~3本)を挿入しても思うような効果が得られない可能性が高いです。また、ひきつれや後戻り、持続時間が短くなってしまうといったリスクもあります。
次に、極端に皮下脂肪が少ない場合。テスリフトでは、バーブと呼ばれる糸を皮下組織に引っ掛けてリフトアップしていきます。そのため、リフトアップしたいと思っても、引っ張る脂肪が少なすぎると効果を発揮できません。

対策としては、事前にしっかりとしたカウンセリングを受けることです。脂肪が多すぎる場合は脂肪吸引を同時に行ってもらうなど、それぞれに合った施術を提案してもらいましょう。

2.糸の本数が足りない

テスリフトは、従来の糸に比べ引き上げ力が強いという特徴を持っています。片頬2~3本、両頬4~6本挿入するのが一般的で、従来の糸の半分の本数で効果を得ることが可能です。
ですが、極端に少ない本数で引き上げようとすると不自然になる場合があります。挿入する糸の本数は、脂肪の分量や骨格、表情のクセなどさまざまな要因によって変わるものです。より効果を実感したいなら、医師のアドバイスに従って適切な本数を挿入しましょう。

3.医師の技術不足

医師の技術不足でも、仕上がりや持続力に影響があります。糸リフトはプチ整形とも言われる気軽な美容整形ではありますが、実は繊細で高度な技術を要する施術。
骨格、脂肪、クセなどによって適切な本数を適切な位置に挿入してもらうため、専門知識があり経験豊富な医師に施術を任せると安心です。実績のある医師は1人ひとりに合った施術方法を知っています。ホームページやSNSの症例写真をみたり、経歴や執刀数を確認してください。実際にカウンセリングに行ってみて、丁寧な対応をしてくれるかどうかも判断材料になります。

4.カウンセリング不足

仕上がりイメージに医師との認識のずれがあると、適切な本数のテスリフトを挿入しても理想の効果を得ることができません。反対に、理想の仕上がりよりも不自然になってしまうこともあります。そのため、カウンセリング時には正しく自分の希望を伝えることが大切です。

そのほか、カウンセリングでは以下の項目を確認しておくことをおすすめします。

  • 得られる効果・メリット
  • 想定される副作用やリスク
  • 施術にかかる時間
  • 費用
  • ダウンタイムや経過

時間があれば複数のクリニックでカウンセリングを受け、その上でもっとも安心できるクリニックを選ぶのもいいでしょう。

糸リフト

テスリフト3つの効果

テスリフトの症例

テスリフトで得られる効果は大きく分けて3つあります。

1.たるみやしわの解消
2.小顔効果
3.美肌効果

リフトアップ効果と同時に美肌や小顔も叶えることができるのは、糸リフトならでは。
それぞれの項目について詳しく解説していきます。

1.たるみやしわの解消

皮下に医療用の糸を挿入することでフェイスラインを引き上げ、マリオネットラインやブルドッグラインを改善する効果が期待できます。糸リフトとしてのメインの効果ですね。
特にテスリフトは、リフティング力が強いことで知られています。また、先述した特殊な構造によって長期間効果を持続することが可能です。挿入した糸は1年で溶けて、完全に吸収した後も2~3年リフトアップ効果が継続します。

2.小顔効果

フェイスラインを引き上げることにより、小顔効果も実感することが可能です。たるみやしわに効果的なため若返りのイメージが強い糸リフトですが、小顔効果もあるため若い年代の人にも人気があります。
テスリフトの場合は特に、使用しているPDO素材に脂肪を萎縮させる効果があるため、糸を通した周辺の脂肪を燃焼させることが可能です。そのため、フェイスラインを上げる効果に加え、脂肪燃焼による小顔効果も実感することができます。

3.美肌効果

皮下に糸を通すことで糸周辺の繊維芽細胞を刺激することができます。糸に反応し、活性化した繊維芽細胞によってコラーゲンの生成が促され、肌のコンディションを整えることが可能です。ハリ・ツヤ・潤いのある若々しい印象の肌へ導くことができるでしょう。
ただし、リフトアップ効果は施術後すぐに実感できるのに対して、美肌効果を実感するまでには施術後2週間ほどの時間がかかります。

糸リフト

テスリフトが効果が出るようにする工夫

挿入テクニック

テスリフトの効果を出すようにするために、当院では様々な工夫をしています。例えば、テスリフトを折り返す時にカーブをかけるようにし、線ではなく、面で引き上げるようにすることで、リフトアップの効果を出すようにしています。

糸リフトとの切開リフトとの違いは?

テスリフトなどの糸リフトと切開リフトの大きな違いは、たるみやしわを引き上げる方法の違いです。
切開リフトがその名の通りメスで世界する必要があるのに対して、糸リフトは皮膚を切開せずリフトアップ効果を得ることができます。切開をしないので仕上がりが自然で、傷跡も目立ちにくいため、美容整形を受けたことが周囲にバレにくいというメリットもあります。同時に小顔や美肌を手に入れることも可能です。

一方で、永続的な効果を得られない点はデメリットだと言えるでしょう。効果がなくなると、そのたびに再施術をおこなわなければなりません。

切開リフトではたるんだ部分の皮膚を実際に切除してしまうため、リフトアップ効果は老化を除けば、半永久的です。何度も施術を繰り返したくないという方は、切開リフトの方が向いているかもしれません。ただし、一度切除した皮膚は二度と元に戻せないという点については留意しておきましょう。不安であれば、一度糸リフトで効果を確かめてみてから切開リフトに踏み切るのもおすすめです。

糸リフト

糸リフトで使われるその他の糸

リスク・副作用:むくみ・内出血・熱感・違和感・だるさなどを生じることがあります

糸リフトで使用される糸はテスリフトだけではありません。ここからは、テスリフトと同様に近年人気のある、VOVリフトとミントリフトをご紹介します。
どちらも糸を皮膚の内部に挿入し引き上げることで、ほうれい線やしわ、たるみを改善することができます。より効果を感じられるよう自分の肌にあった糸を選んでください。

ボブリフト

ボブリフトはテスリフトと同様、韓国製のスレッドリフトです。糸の表面にコグと呼ばれるトゲがついていて、コグを皮下組織に引っ掛けて挿入部の皮膚を強力に引き上げていきます。ほうれい線やマリオネットライン、頬から顎下・首にかけてのたるみ、しわの悩み改善に有効です。

テスリフトとの違いは、医療用のPDO素材でできた糸に比べ、ボブリフトにはPCL(ポリカプロラクトン)という素材が使用されている点です。糸の強度が強く、体内に吸収されるのに時間がかかるのが特徴。また、糸自体に柔軟性があり表情に合わせて馴染むのもポイントです。

施術の費用はテスリフトに比べると安価となっています。

ミントリフト

ミントリフトは、糸に対して360度方向に満遍なくトゲがついている点や、PDO素材でできた糸を使用する点においてはテスリフトと似ています。糸そのものにしっかりと太さがある点、カッティングではなくトゲを取り付けるような構造になっている点はミントリフトならではの特徴です。強度がしっかりあるため引き上げる力は非常にパワフルなので、より深刻なたるみやしわを改善したいという人におすすめです。

ミントリフトの施術費用は、テスリフトよりもやや高めとなっています。

糸リフト

まとめ

eクリニック大阪の外観

今回は、テスリフトの効果や効果を感じられない原因について解説しました。テスリフトは手軽でリスクが少なく、効果がなくなれば繰り返しおこなえる美容整形です。
しかし、いくらプチ整形といっても、クリニック選びは重要となります。eクリニックでは低価格・高品質の糸リフトを目指しています。施術前からアフターフォローまで一人一人のお客様に丁寧にサービスを提供することを心がけています。テスリフトのカウンセリングを丁寧に行っているため、興味がある方は是非一度カウンセリングにお越しください。

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