糸リフトは「安い」を基準に選んでもいいか大阪勤務の現役の美容外科医が解説!

糸リフトの施術を考えている女性

皮膚を切開せずにフェイスラインのたるみをリフトアップさせる美容整形、糸リフト。医療用の特殊な糸を皮膚の下に通すことで、マリオネットラインやブルドッグラインを解消して若々しい印象へと導きます。
糸リフトはフェイスリフトとは異なり、1回の施術で半永久的に効果が持続するものではありません。効果が切れた時点で施術を繰り返す必要があります。そのため、「少しでも安いクリニックでの施術を……」と考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、糸リフトを「安い」という基準で選んでもいいのかどうか、詳しく解説していきます。クリニック選びのコツについてもご紹介しますので、気になる方はぜひ最後までご覧くださいね。

糸リフトとは

テスリフトの30代女性の正面の症例写真
リスク・副作用:むくみ・内出血・熱感・違和感・だるさなどを生じることがあります

そもそも糸リフトとはどのような施術で、どのような効果が期待できるのでしょうか。以下、糸リフトの施術方法や持続期間、ダウンタイムのほか、糸リフトで得られるとされている効果についてご紹介します。

糸リフトの施術方法と持続期間

糸リフトの最大の特徴は、メスを使わない点にあります。こめかみ付近から針を使って糸を通し、挿入した糸を皮下組織に引っかけながら皮膚を引き上げていきます。内側から、物理的にリフトアップを叶える仕組みです。
糸リフトの場合、施術直後からリフトアップ効果を実感することができ、一般的には半年~2年程度効果が持続すると言われています。最近は持続力の高い糸が増えてきているものの、長くても3年以上効果が続くことはないと思っておきましょう。リフトアップ効果を持続するためには、継続して糸を挿入する必要があるのです。

糸リフトのダウンタイム

糸リフトは切開リフトのように大がかりな手術をすることはないため、術後の痛みはそれおほど強くありません。また、糸を挿入した際の針穴が数時間~数日間赤く目立つことがありますが、傷跡が残ることはないでしょう。むくみや腫れ、内出血に関しても軽度であるケースが多く、1週間程度で目立たなくなっていきます。
施術の翌日からメイクをすることができるので、内出血はファンデーションやコンシーラーである程度隠すことができます。
施術直後は異物感やつっぱり感が気になる場合もありますが、時間の経過とともに徐々になじんでいくため問題ありません。

糸リフトはこんな人におすすめ

糸リフトがおすすめの方を説明している看護師

糸リフトは以下のような方におすすめです。

  • 加齢によるたるみやしわが気になる
  • ブルドッグラインやマリオネットラインを解消したい
  • 小顔を目指したい
  • 即効性を求めている
  • 手軽にリフトアップを叶えたい
  • 切開には抵抗がある
  • 短いダウンタイム期間しか確保できない
  • ハリやツヤのある美肌を目指したい
  • 将来に向けてエイジングケアをしたい

糸リフトは、切開リフトのように大がかりな手術が不要な美容整形です。リフトアップを目指したいけれど切開をする勇気はない、あるいは予算が合わないといった方でも手軽にできる施術になります。
たるみやしわだけでなく、口の両端から顎にかけてのマリオネットラインや、ブルドッグラインと呼ばれるほうれい線にも効果を発揮するのが特徴です。また、フェイスラインをきゅっと引き締める効果も期待できます。脂肪による頬まわりや顎まわりのもたつきが気になる方や、Ⅴラインがぼやけている方にも最適です。
年齢を重ねるにつれて、若い頃には気にならなかったさまざまなお悩みが増えてくるもの。諦める前に、ぜひ一度糸リフトを試してみてくださいね。
また、いわゆる“若返り”のイメージが強い糸リフトですが、最近はエイジングケアとして若い世代からも人気があります。糸を挿入することで皮下細胞が刺激され、コラーゲンやエストロゲンが生成されるためです。糸によっては溶けるタイミングで一部がコラーゲンに変化するものも。肌にハリやツヤが出て、目立った毛穴や小じわが改善されます。

糸リフトの相場は?

糸リフトは、クリニックや使用する糸の種類によって値段が異なりますが、1本あたりの相場目安は5~10万円です。ただし、クリニックによっては1本あたり数十万円かかることもあります。
また、糸リフトは1本だけで効果が得られるものではなく、片側4~6本、両側で合計8~12本くらい挿入するのが一般的になります。そのため、合計で40万円程度は必要になるでしょう。
当院での糸リフトの値段は、以下の通りです。低価格高品質を目指しているため、低価格の価格設定になっています。 ※2023年6月現在の価格です。価格が変更になる場合があります。

テス(TESS)リフト

1本(8本以上):15,000円(税込16,500円)
1本(6本以下):16,000円(税込17,600円)


ボブ(VOV)リフト

1本(8本以上):12,000円(税込13,200円)
1本(6本以上):13,000円(税込14,300円)

ミントリフト

1本(8本以上):16,000円(税込17,600円)
1本(6本以下):17,000円(税込18,700円)

PDO(ポリジオキサノン)素材の糸

1本(8本以上):12,000円(税込13,200円)
1本(6本以下):13,000円(税込14,300円)

PCL(ポリカプロラクトン)素材の糸

1本(8本以上):12,000円(税込13,200円)
1本(6本以下):13,000円(税込14,300円)

低価格糸リフトのリスクとは?

低価格を売りにしているクリニックによっては、以下のようなリスクが考えられます。

術後のひきつれ・凹凸・糸の透け

糸リフトの施術を低価格で提供している理由が、医師の技術不足にあるクリニックは多いです。悪徳美容外科の場合、医師に相応の技術がないにもかかわらず糸リフトの施術をおこなっているケースもあります。医師の腕が悪いと、術後のひきつれや肌表面の凹凸、糸の透けなどが気になる可能性が高いです。
そのほか、感染症などのリスクも高くなる可能性があるので、SNSや掲示板の口コミ、過去の症例写真などを見て事前にしっかりリサーチしておきましょう。

口が開けにくいなどの違和感が残る

医師の技術不足により、施術後口を開けにくくなったり、挿入部分に違和感が残ったりといったリスクも考えられます。通常、糸が分解されるとともにこのような症状はなくなりますが、半年~2年程度も口が開きにくいと生活面でも少なからず影響が出てきてしまいますよね。場合によっては糸を抜去する必要があるかもしれません。
医師の技術を判断するのは難しいところではありますが、最低限、施術を任せる医師の経歴や実績についてはチェックしておきましょう。

糸の本数が適切でない

メスを使わない糸リフトは簡単な施術のように思われがちですが、実は高度な技術が必要になります。一人一人のお悩みや状態に合わせて、適切な本数を適切な位置に挿入しなければなりません。
糸の本数が少なすぎると、効果が目に見えずに損をした気分になったり、通常よりも持続期間が短くなってしまったりといったことに繋がります。通常、片側4~6本、両側で8~12本の糸を挿入するのが一般的です。もちろん、お悩みの深刻度によってはより多くの本数を提案されることもあります。あくまでも目安として頭にいれておきましょう。
逆に糸の本数が多すぎると、不自然に引きあがったフェイスラインになってしまう可能性があります。そのようなデザインを希望しているのであれば問題ありませんが、できるだけバレたくない方や自然な仕上がりを希望する方は注意が必要です。

避けるべきクリニックの特徴

糸リフトの手術中

できるだけリスクの少ないクリニックを選ぼうと思っても、なかなか判断が難しいですよね。ここからは、糸リフトの安さを売りにしているクリニックのなかでも、避けた方がいいと考えられるクリニックの特徴を解説していきます。

使っている糸の種類や素材を公開していない

クリニックの公式ホームページや医師のSNSに、糸リフトに使用している糸の種類や素材が明確に提示されているかどうか確認しましょう。必ずしもそうとは言い切れませんが、悪徳美容外科の多くが使用する糸の種類を公開していないという事実がある以上、そのようなクリニックは多少警戒しておく必要があります。不安であれば、事前に問い合わせてみるのもおすすめです。
糸リフトだけでなく、ほかの施術においても使用している薬剤の名称などを公開しているかチェックしておきましょう。

カウンセリング時の対応が悪い

一人一人お悩みの深刻さや理想とするイメージが異なる美容整形において、カウンセリングの時間はもっとも重要であると言っても過言ではありません。
そのため、カウンセリング時に親身になっている感じが見受けられなかったり、早く切り上げようとしている雰囲気があったりと、少しでも対応が悪いと感じたクリニックや医師は避けた方が無難でしょう。

追加の治療を強要してくる

糸リフトだけでお悩みが解決しないケースの場合、追加の治療や別に施術を提案されることがあります。しかし、提案はあくまでも提案。最終決定をおこなうのはお客さんであって医師ではありません。美容整形は決して安価なものではないため、予算の関係などから追加の治療を断ることがあるのも当然です。
一度断ったにもかかわらずしつこく勧めてくる医師や、追加治療を強要してくる医師は悪徳の可能性があるため、避けましょう。

アフターケアが不十分

糸リフトに限らず、美容整形においては施術をした後のアフターケアも重要になります。むくみや内出血といったダウンタイムを少しでも軽減するためのアドバイスはもちろん、経過を見るために通院を提案されることもあるでしょう。
また、術後に感染症などのトラブルが発生する可能性もゼロではありません。そのため、施術を受けて終わりという考え方のクリニックは避けるべきです。
公式ホームページやSNSに、アフターケアや保障についての記載があるかどうか、確認しておきましょう。

大阪で安い糸リフトをお探しならeクリニックへ

eクリニック大阪の外観

今回は、糸リフトは安いという基準で選んでもいいのかどうかについて詳しく解説してきました。糸リフトの安さを売りにしているクリニックには、医師の技術不足や術後のリスクなど、さまざまな問題が隠れている可能性が高いです。「安い」という点はもちろん基準の一つにはなりますが、それだけで安易にクリニックを選ばないように注意しましょう。
最安値・高品質の糸リフトを目指している当院では、ほかのクリニックと比較して値段が低く、なおかつ品質のいい施術をおこなうことが可能です。大阪や京都などの関西エリアで糸リフトを検討している方は、ぜひ一度eクリニックへお越しください。

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