法令線（⿐翼)基部プロテーゼ・人工真皮 ｜貴族手術

貴族手術は、美容大国ともいわれる韓国で考案された施術です。凹んだ鼻翼基部にお客さま自身の組織を移植したり、プロテーゼを挿入したり、ヒアルロン酸を注入したりすることで、鼻翼から口角に伸びるしわや出っ張った口元を改善します。

鼻翼基部が凹んでいると、顔を正面から見た際に小鼻から口角にかけてしわや影が生じます。この部分にボリュームを出すことで、立体感を出して顔全体を明るい印象へと導きます。

鼻翼基部が凹んでいると、立体感のないのっぺりとした顔立ちになり、疲れた印象を与えてしまいます。また、鼻翼から口角に伸びるしわが深くなると、老けて見えたり、口元が出っ張って見えたりします。その他、ゴルゴライン（目頭の下から頬にかけて斜めに伸びる溝や凹み）の原因となる場合もあります。

鼻翼基部にプロテーゼや自家組織などを入れてほんの少し中顔面にボリュームを出すことで、適度なバランスの良い立体感が出て、口元のしわが薄くなったり、出っ張りが改善し、上品な顔立ちになります。

また、鼻翼基部の凹みによる影響は、ほうれい線だけではありません。凹みによる低さと相対して、口元が出っ張って見えることがあるのです。口元が出っ張っていると、垢抜けず野暮ったい印象を与えてしまいます。

貴族手術では、施術方法によっては鼻翼基部にプロテーゼや軟骨などを埋め込むこともでき、半永久的な効果も見込めます。

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貴族手術によって得られる効果

鼻翼基部が持ち上がることで、鼻翼から広角に伸びるしわを基部から緩和する、中顔面の凹みを改善するといった効果が期待できます。

深いほうれい線を改善する他、顔に立体感が出て、顔全体の印象を明るくします。また、鼻翼基部の凹みとの高低差でできる出っ張った口元を改善する効果も期待できます。

貴族手術のダウンタイム

プロテーゼ挿入術の場合は、施術当日は若干鈍痛を感じることがあります。しかし、この鈍痛は数日間で落ち着くことがほとんどです。腫れはおよそ3日〜1週間ほどで引いていきます。まれに内出血が起こることもありますが、1〜2週間程度で消えていきます。

自家組織注入術の場合は、施術後吸引部に痛みやむくみ・腫れなどが出ることがあります。1〜2週間ほど続く場合もあるものの、徐々に落ち着いていくことがほとんどです。

ヒアルロン酸注入術の場合は、個人差があるものの、体質によってまれに発疹や内出血が起こる可能性があります。

施術当日から洗髪やシャワー浴が可能ですが、施術部位に刺激を与えないよう注意してください。クリニックにより多少の差はありますが、入浴は2日後から、洗顔はテープによる固定を外して3日後から可能です。

また、激しい運動は約1ヵ月後から、軽めの運動であれば1週間後以降に、ご自身が可能な範囲で行うようにしてください。

その他、どの方法で施術を行った場合も、施術後しばらくは強い衝撃や刺激を与えないようにしましょう。

貴族手術のリスクや副作用

プロテーゼ挿入法の場合は、施術後に出血が起こり、皮下に溜まってしまうことがあります。その他、プロテーゼの輪郭が浮き出たり、皮膚に負担が掛かりやすくなったりすることがあります。

自家組織注入術の場合は、施術後しばらくの間、違和感やつっぱり感を感じることがあります。

ヒアルロン酸注入術の場合は、かゆみや圧痛をともなう炎症が起こる可能性があります。一過性のものではありますが、長い時には1週間程度続くこともあります。

また、仕上がりが完全に理想の形にならない可能性というリスクもあります。この施術を希望する人の中には、鼻の形やデザインを細かく決めて要望される人もいらっしゃいます。

施術はあくまでも人間の手で行うもので、何でも自由自在というわけではなく、限界があります。

また、人の鼻の構造は千差万別で、解剖学的な個人差が必ずあるものです。できるだけご希望に沿うように最大限の力は尽くしますが、必ず希望通りになるわけではないことを理解いただけますと幸いです。

貴族手術の注意点

鼻翼基部を過度に持ち上げると仕上がりが不自然になってしまうため、お客さまの鼻の状態や希望する仕上がりによっては、必ずしも理想通りになるわけではありません。施術には限度があることをご理解いただけますと幸いです。