鼻中隔延長手術
鼻整形というと、「鼻を高くする美容整形」というイメージが強いのではないでしょうか。しかし、鼻整形の中には、鼻中隔(びちゅうかく)延長といって、鼻先の向きを変えられる美容整形もあります。
About
鼻中隔延長とは?
「鼻整形をしたいけれど、鼻の穴が目立たなくなる方法はあるの?」という疑問をお持ちのお客さんは大勢おられます。
鼻整形というと、鼻に高さを出せるプロテーゼ挿入やヒアルロン酸注入がよく知られていますが、これらの手術だけでは、鼻の向きを変えることができません。
しかし、鼻中隔延長を受ければ、鼻の向きを変えて目立つ鼻の穴を解消できます。
鼻中隔延長とは
鼻中隔というのは、鼻の穴の内部にある壁で、左右の鼻の穴の仕切りとして存在しています。
鼻中隔は鼻柱と鼻先を支える重要な役割を持っていますが、もともと鼻中隔の働きが弱い方の場合では、団子鼻になったり、小鼻が横に広がったりする原因になるのです。
鼻中隔延長では、鼻中隔の働きが弱いことで起こる団子鼻や広がった小鼻をスッキリ整えることができる美容整形で、コンプレックスになりやすい団子鼻や小鼻の広がりを改善できます。
また、鼻中隔延長は軟骨を移植する美容整形で、鼻先に高さを出すだけでなく、上向きで鼻の穴が目立つ状態の改善にも役立ちます。
反対に、下向きの鼻を上向きに改善することも可能ですので、鼻先が低いというだけでなく、鼻の向きをやや上向きにして可愛らしい印象になりたいという方にも、おすすめの美容整形だといえるでしょう。
なお、見た目が団子鼻で、なおかつ指先で鼻先を押すと潰れてしまうような方には、鼻中隔延長が適していると考えられ、そうでない方には手術をおすすめしない場合があります。
この点に関しては、医師が診断してみないと確認できませんので、気になる方はカウンセリングを受けてみて、鼻中隔延長がご自身に適した手術か否かを確認してみると良いでしょう。
merit & demerit
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メリット
日本人を含むアジア圏内の人に多く見られるのは、もともと鼻中隔の働きが弱く、それによって団子鼻や小鼻が広がった滋養体になりやすいという点です。
しかし、鼻中隔延長でしっかりとした土台を形成すれば、シュッと細く整っており、しかも高さがある鼻先を実現することが可能でなのです。
また、鼻中隔延長は軟骨を移植する美容整形であるため、ヒアルロン酸注入のように時間の経過とともに効果が薄れる心配がなく、効果が半永久的に持続するというメリットもあります。
また、自家組織(耳介軟骨)または鼻中隔軟骨を移植するため、異物反応が起こりにくく人体への安全性に配慮しているというメリットもあるのです。
団子鼻や、鼻中隔の働きが弱いことで横に広がった小鼻は意外と目立ちますし、その状態によって顔全体の印象が変わることも珍しくありません。
しかし、鼻中隔延長を受けてしまえば、そのような状態を解消できるのです。
もちろん、手術で不自然な仕上がりになる心配もありませんので、鼻整形が周囲にバレたくないという方にもおすすめできる美容整形だといえるでしょう。
さらに、プロテーゼ挿入やヒアルロン酸注入だけでの実現が難しいのが、鼻先の向きを変えるということですが、鼻中隔延長なら鼻先をお好みの向きに調整することが可能というメリットもあります。
デメリット
鼻中隔延長では軟骨を移植するため、耳介軟骨を使用する場合では、事前にお客さんご自身から採取しておく必要があります。
つまり、耳介軟骨採取と鼻中隔延長の手術が必要になるということで、耳介軟骨の採取に抵抗がある方には不向きな可能性があります。
なお、耳介軟骨の採取は、鼻中隔軟骨の採取量が不十分な場合に適用される手術であり、鼻中隔軟骨だけで慈雨分と医師が診断した場合では、採取が行われません。
また、移植する軟骨の量が多すぎた場合では、左右のいずれかに傾く可能性があるというデメリットもあります。
もちろん、このようなケースは稀ではありますが、担当医の知識や技術が不足していた場合では、このようなトラブルが起こる可能性があるのです。
鼻中隔延長はデメリットが少ない手術ではありますが、それでもデメリットが全くないというわけではありません。
鼻中隔延長をご希望なら、デメリットについての説明もしっかりと受けた上で、手術を検討する必要があるでしょう。
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鼻中隔延長はこんな方におすすめです
鼻中隔延長は以下の方におすすめです。
- 団子鼻や潰れて横に広がった小鼻を改善したい
- 鼻先に高さを出して細く整えたい
- 短い鼻を延長したい
- 鼻先の向きを調整したい
- 正面から見える鼻の穴を改善したい
- 横顔のシルエットを美しく整えたい
- L字型のプロテーゼ挿入で上に向いた鼻先を改善したい
団子鼻や横に広がった小鼻は、鼻中隔の働きがもともと弱い方に多く見られる状態で、この状態はマッサージをしたり美容器具を使ったりくらいでは改善を望めません。
一方、軟骨を移植してしっかりとした鼻中隔を形成できる鼻中隔延長なら、団子鼻や横に広がった小鼻、短い鼻を美しく整えることができます。
また、正面から見える鼻の穴がコンプレックスになることもありますが、このような状態も鼻中隔延長で解消できます。
なお、鼻中隔延長には向き・不向きがあり、お客さんの状態によっては医師から別の手術が提案されることがあります。
そしてもうひとつ、以前に挿入したL字型プロテーゼが経年によって丈夫にずれると、鼻先が上を向いて鼻の穴が目立つようになることがありますが、このような状態も鼻中隔延長で改善を目指せるのです。
Downtime & Cautions
鼻中隔延長の注意点
鼻中隔延長を受ける際には、以下の点に注意してください。
お客さんの希望をできるだけ正確に医師に伝える
鼻中隔延長は鼻先に変化を持たせる手術であるため、カウンセリング時にはお客さんの仕上がりイメージを、できるだけ正確に医師に伝えてください。
たとえば、鼻先に高さを出したいだけなのか、鼻先に高さを出して、なおかつ鼻を下向きにしたいのかによって、手術の方法が異なります。
お客さんの仕上がりイメージが医師に伝わっていないと、お客さんのイメージ通りの仕上がりになることがありますので、十分に注意しましょう。
医師の提案に耳を傾ける
鼻中隔延長はデリケートな手術で、移植する軟骨の量や位置によって仕上がりが決まります。
そして、ここで注意していただきたいのは、医師の提案に耳を傾けて、なるべくそれに沿った手術を受ける必要があるということです。
それは、移植する軟骨の量が多すぎると、皮膚が引っ張られたり不自然な仕上がりになったりすることがあるからです。
また、軟骨が左右にずれるリスクも高まります。
医師はお客さんの顔全体のバランスやリスクに配慮した提案を行いますので、まずはその提案に耳を傾け、仕上がりイメージを確認しておくと良いでしょう。
ダウンタイムについて
鼻中隔延長は手術であるため、ダウンタイムがあります。
手術直後~1週間程度は、強い腫れが見られますが、2~3週間が経過すれば目立たない状態に落ち着きます。
また、腫れと同時に見られるのが内出血ですが、この状態は約1~2週間程度で落ち着きます。
ただし、腫れや内出血の回復スピードはお客さんによって異なりますので、ご紹介した期間については、一応の目安とお考えください。
また、腫れや内出血、むくみが出ると、それによって患部に変化が見られないと感じることがありますが、これらが落ち着けば、スッキリと美しい鼻先に整います。
それでは、ダウンタイム期間中の注意点についてご紹介しましょう。
洗顔・メイク
鼻中隔延長の手術直後から1週間は、医療用テープで患部を固定・保護します。
また、洗顔やメイクについてはテープが外れれば行ってもかまいません。
手術直後からテープ固定が外れる期間は特に大事な時期ですので、洗顔やメイクで患部に刺激を与えることなく、できるだけ安静に過ごすことを心がけてください。
入浴
手術の翌日からシャワーを使用できますが、その際には首から下のシャワーで済ませましょう。
また、全身の入浴についてはテープ固定が外れれば可能となりますが、熱い湯船に長時間浸かると、患部が刺激を受けて、腫れや内出血が悪化するリスクが高まります。
湯船に浸かるなら、なるべく体を温めないように注意しながら、短時間で済ませましょう。
シャンプーについては、テープ固定が外れたタイミングで行えるようになります。
運動
鼻中隔延長は、患部の組織が安定してお槌就くまでに、約1か月間かかります。
そのため、運動をしたいのなら、手術後1カ月後まで待ってから行いましょう。
手術後すぐに運動をすると、血行の促進により、腫れや内出血が悪化してダウンタイムが長引くリスクが高まります。
手術後しばらくは安静に過ごさなくてはなりませんので、腫れや内出血が回復に向かったとしても、1か月間が経過するまでは運動をせず、できるだけ安静に過ごしましょう。
飲酒
飲酒は血行を促進しますので、手術後は最低でも1週間は控えてください。
また、飲酒を再開して腫れや内出血が悪化したと感じたなら、そりの時点で飲酒を控え、1カ月程度様子を見るようにしましょう。
フェイスマッサージ
フェイスマッサージは患部に刺激を与える可能性が高いため、手術後1カ月は控えましょう。
患部の組織が安定していない時期からフェイスマッサージを再開してしまうと、軟骨がずれて仕上がりに悪影響が及ぶ可能性がありますので、十分な注意が必要です。
うつぶせ寝に注意
うつぶせ寝をすると、患部に余分な力が加わって仕上がりに悪影響が及ぶリスクが高まります。
特に普段からうつぶせの方は、クッションなどで体を固定して就寝するといった対策をして、ダウンタイム時期を乗り切る工夫が必要でしょう。
Q&A
鼻中隔延長のよくあるご質問
鼻中隔延長とはどのような手術ですか?
鼻中隔延長は、鼻の中心にある鼻中隔を延長して鼻先を高くし、顔全体のバランスを整える手術です。主に自身の軟骨(耳介軟骨や肋軟骨など)を使用して鼻中隔を補強・延長し、理想的な鼻の形を実現していきます。鼻先を高くすることで、鼻全体をスッと美しくすることができます。
鼻中隔延長の効果はどのくらい持続しますか?
鼻中隔延長の効果は半永久的です。一度延長された鼻中隔は、時間が経過しても元に戻ることはほとんどなく、長期間にわたって理想の鼻の形を維持することができます。しかし、加齢や外部からの衝撃などによって形が変わることがあるため、定期的なメンテナンスやケアが重要です。
鼻中隔延長手術は痛いですか?
鼻中隔延長手術は、麻酔を使用して行いますので、手術中に痛みを感じることはありません。どうぞご安心下さい。術後には軽い痛みや腫れが生じることがありますが、痛み止めを処方しますので、それで対処可能です。
鼻中隔延長手術のダウンタイムはどのくらいですか?
鼻中隔延長手術のダウンタイムは、通常1週間から2週間程度です。術後には腫れや内出血が生じることがありますが、時間とともに軽減していきます。約1週間ほどで日常生活に戻ることができますが、完全に腫れが引いて自然な仕上がりになるまでには数週間から数ヶ月かかることがありますので、スケジュールに余裕をもって手術を受けていただくことをおすすめしております。
鼻中隔延長はどんな方におすすめですか?
鼻中隔延長は、鼻先を高くしてシャープな印象にしたい方や、鼻の角度や向きを調整したいという方におすすめです。自分の軟骨を使用するため、アレルギーのリスクが低く、自然な仕上がりを実現できることが、鼻中隔延長の大きなメリットになります。
鼻中隔延長とプロテーゼの違いは何ですか?
鼻中隔延長とプロテーゼの主な違いは、使用する素材と手術の目的です。鼻中隔延長は、自分の軟骨を使用して鼻中隔を延長し、鼻先を高くする手術です。一方、プロテーゼは、人工のインプラントを鼻に挿入することで、鼻筋を通していく手術になります。プロテーゼは手軽に高さを出せますが、人工物であるため、場合によってはアレルギーなどのリスクもあります。鼻中隔延長では、自分自身の細胞を使用するため、より鼻に馴染みやすく、アレルギーのリスクを大幅に軽減することができます。
Price
料金表
鼻中隔延長 保存軟骨 | キャンペーン価格 ¥429,000(税込) |
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モニター価格 ¥329,780(税込) |
鼻中隔延長 耳軟骨 | キャンペーン価格 ¥539,000(税込) |
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モニター価格 ¥439,780(税込) |
鼻中隔延長 肋軟骨 | キャンペーン価格 ¥539,000(税込) |
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モニター価格 ¥439,780(税込) |
切らない鼻中隔延長 4本 | キャンペーン価格 ¥66,000(税込) |
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モニター価格 ¥55,000(税込) |
切らない鼻中隔延長 8本 | キャンペーン価格 ¥132,000(税込) |
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モニター価格 ¥110,000(税込) |
TessNose(テスノーズ) 4本 | キャンペーン価格 ¥107,800(税込) |
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TessNose(テスノーズ) 8本 | キャンペーン価格 ¥184,800(税込) |
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モニター価格 ¥140,800(税込) |
TessNose(テスノーズ) 12本 | キャンペーン価格 ¥239,800(税込) |
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モニター価格 ¥184,800(税込) |
Doctor このページの監修医について
円戸 望 Nozomi Endo
e clinic 統括院長
経歴
略歴
- 富山大学医学部医学科卒
- 高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
- Fort Wayne Parkview 病院
- 厚生連高岡病院
- 金沢医科大学付属病院
- 湘南美容クリニック新宿本院
- 湘南美容クリニック新宿南口院
- 湘南美容クリニック新潟院 院長就任
- 湘南美容クリニック金沢院 院長就任
- 2020年eクリニック金沢院開院
- 大手美容クリニック修正手術技術指導医
- 2021年eスキンクリニック開院
- 2022年富山院開院
- 2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
- 2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院